役に引っ張られて、普段着る服装も変わるんです
――10年間走り続けてきて、ご自身の中で成長を自覚する瞬間はありますか?
プライベートだと、斜めがけのバッグじゃなくてもよくなったとか、氷が入った水が飲めるようになったとか、そういうレベルなんですけど(笑)。仕事だと、フラストレーションが溜まりそうな空気の中でも、自分の中で想像力を広げることができた瞬間などは「自分を褒めてあげたいな」と思います。
――仕事ではいろんな役を演じられていますが、プライベートのときの森 七菜さんの楽しみはなんですか?
洋服を選んでいるときですかね。私、役に引っ張られて、撮影中は普段着る服装も結構変わるんですよ。そのせいで服がすごく増えてしまって困っているんですけど(笑)。でも、ファッションを楽しむこと自体が、自分の一つの落ち着きを取り戻す要素なのかもしれないです。
――役のイメージに近い装いになるんですね!
たまたま自分で買った新しい靴が、演じる役の着用アイテムとまったく同じだったこともあって(笑)。履いてきた靴と同じ靴でお芝居をする、みたいなことがありました。本当にプライベートでも、無意識のうちにその人になっていたんです。だからスタイリストさんとコミュニケーションを取るのはすごく好きなんです。
――これからさらにキャリアを重ねていく上で、目標にしている俳優像はありますか?
「この人なら信頼できる」と思ってもらえるお芝居ができる俳優になりたいな、という思いが昔からあります。「この人だったら面白そうだな」とか、自分の好きなアニメキャラクターを「森七菜ちゃんだったらやってくれそうだな」みたいに、見ている人がハラハラしないで安心して見ていられる存在でいたいです。
いろいろな役をいただいても、どれか一つに固執するような感覚はないんです。いつでもフラットな状態で、楽しんで向き合いたいなと思っています。
――では、デビューしたばかりの当時の自分に向かって声をかけてあげるなら?
「楽しいよ」って、教えてあげたいです。
