ラウンジからプールまで、宿泊者専用の優雅な空間
レセプションのある宿泊者ラウンジは、水平方向の広がりを意識して空間が構成されています。
床や柱の石材は、鹿児島県沖永良部島産の田皆石を使用。珊瑚などの海の堆積物でできている大理石です。よく見ると石の中に貝などの海の生物の化石を見つけることができるので、ぜひ注視してみてください。
椅子やテーブルの素材として使用されているのは、すべて国産の欅になります。「弥栄会館」時代に流行していたアールデコ様式にちなんで多角形のデザインになっているところもポイントです。
柱には帝国ホテルらしさを表現するために、ライト館で使用されていたテラコッタデザインの鋳物があしらわれています。伝統を感じさせる意匠が、空間に力強いアクセントを添えています。
宿泊者ラウンジの片隅に飾られているのは、榊田氏とともに新素材研究所を主宰する現代美術作家・杉本博司氏の「海景」シリーズの作品。時を経ても変わることのない海の景色を写した作品が、「弥栄会館」を継承し、未来へと続く「帝国ホテル 京都」そのものを表しているかのようです。
地下1階のウェルネスエリアには、宿泊者のみが使用できるプールとジム、温浴施設があります。特にプールは「弥栄会館」時代の外壁に使用されていた北木石を大胆に配置した洞窟のような室内が特徴で、まさに隠れ家といった雰囲気。
プールのサイズは17.5×3.8×1.1メートル。ゆったり伸び伸びと泳ぐことができる大きさです。
