
地域独自の美食文化の魅力や、食を軸としたまちづくりの取り組みを評価・表彰する日本初のアワードが「美食都市アワード」です。2024年に創設され、食を通じた地域ブランディングと活性化を促進し、国内外への発信力を強化することを目的に、持続可能な地域振興のモデルケースを発掘・支援する役割を果たしています。
第2回目となる今年は、全国46都市・エリアの中から厳正な審査を経て、5つの都市・エリアが「美食都市」に選定されました。そのひとつとして見事「2025年 美食都市アワード」に輝いたのが、福井県坂井市です!
福井県坂井市の美食を表参道で堪能できるフェアが開催

そう聞けば、坂井市でどのような美食が食べられるのか、気になりますよね? すぐに現地に足を運べたらよいのですが、それが難しい方に朗報です。今回の受賞を記念して、東京・表参道の同敷地内にある「ふくい南青山291_Cultive291」と「ふくい、望洋楼 青山店」にて、7月18日(金)から8月10日(日)まで、坂井市のごちそうを堪能できる期間限定メニューが登場。同市の食の魅力を知るきっかけとして、絶好の機会になっています。
皇室に献上し続けている「越前がに」

坂井市の食として特に有名なのが、毎年11月6日に漁が解禁される越前がに。全国で唯一、大正時代から一時期を除き、毎年皇室に献上し続けていて、寒流と暖流が交わる良質な漁場で獲れる質の高い越前がには、冬の味覚の王様です。
県内随一の水揚げ量を誇る甘えび

そして、もうひとつ、地元で人気の食材として注目を集めているのが、福井県内で一番の水揚げ量を誇る甘えびです。三国港沖合で獲れる甘えびは、寒流と暖流が交わり、餌となる良質なプランクトンが発生しやすい海域で育つため、特に甘くておいしいと評判。今回の期間限定メニューでは、この甘えびを中心に、東京に居ながら坂井市自慢の食材を使った料理を楽しめます。
2025.07.19(土)
文・写真=石川博也