北陸新幹線の延伸によって俄然行きやすくなった福井。このプロジェクトにあわせて開業したコートヤード・バイ・マリオット福井は、福井県初のインターナショナルホテルです。
![福井駅のロータリーを挟んだ駅前に位置するコートヤード・バイ・マリオット福井。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1280wm/img_45b0d8e84c82d41e655b9d0fd1c176e4147507.jpg)
世界最大のホテルグループ、マリオット・インターナショナルにおいて“コートヤード・バイ・マリオット”のカテゴリーは比較的手ごろな価格帯で宿泊できる「セレクト」に含まれます。けれど、実際宿泊してみたところ、「最高級の“ラグジュアリー”に限りなく近い、“プレミアム”なのでは!?」という印象。特にレストランが素晴らしく、かなり掘り出し物のホテルを見つけた気分です。
![コーナーデラックスキング。窓が大きく、光もたっぷり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/1280wm/img_6d51bcb7f730f5ced8112168a4241d2d89910.jpg)
![丁寧な仕事が美しい「福い」の鯖寿司。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/1280wm/img_1578b15c4524e4421e068ad19692dbee120257.jpg)
そしてロケーションが素晴らしい。資料には「福井駅から300メートル、徒歩2分」とあるけれど、実際、福井駅とはターミナルを挟んだ正面。普通なら“駅前”と書くところを、なんとも奥ゆかしいではありませんか。また、北陸自動車道福井インターチェンジから車で15分とあって、車派にも便利です。
![福井随一の高さを誇り、荒島岳や白山などの名峰や春には桜が美しい足羽川を望みます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/1280wm/img_6f3e143d7e24a50ef3b3d11fdd330ed6114267.jpg)
コートヤード・バイ・マリオット福井は28階建て、地上120メートル。福井県随一の高さを誇ります。駅周辺の家並みはもとより、遠く日本百名山の荒島岳や白山、足羽(あすわ)山や足羽(あすわ)川の桜の並木道など、見どころが眼下に広がります。
福井県随一の高さを誇る28階の館内、どうなっている?
28階建ての建物のうち、エントランスが位置するのは3階。ドアが開くと、ふわりと柑橘系の香りに包まれます。これはシトラス+ベルガモットのコートヤード・バイ・マリオットならではのフレグランスです。
![越前漆の技術を使ったレセプションのデスク。まず3階のこちらへ、そしてエレベーターで上層階のホテルへ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/1280wm/img_9417ecf5f8b0f2f8f92c23ea58f64997109829.jpg)
そしてエレベーターで16階へ。この階にフロントやラウンジ&バーがあります。一階下がった15階にメインレストラン「サブスタンス」と日本食レストラン「福い」があり、客室は17~28階に252室。16階までは宿泊していなくても訪れることができ、レストランやラウンジのみの利用でもOKです。
![15階にあるサブスタンスを16階から見下ろした図。和紙に光を反射させる手法の照明が印象的。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/1280wm/img_5c67e1547add97ba7c8fb0e2a431ebef170568.jpg)
館内には越前漆器の技術や和紙を使った照明、宇宙開発にも使われる三軸織物で作った恐竜の骨格、DNAのらせんをイメージしたオブジェなどが飾られています。いわば数千年前の太古から未来まで、福井を象徴するアイテムがさりげなく取り入れられています。
2024.12.11(水)
文・撮影=古関千恵子