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鎌倉・レンバイがアツい! #1
鎌倉・レンバイがアツい! #2
鎌倉・レンバイがアツい! #3
鎌倉・レンバイがアツい! #4

鎌倉駅から徒歩5分、地元民から通称“レンバイ”の名で親しまれる「鎌倉市農協連即売所」と、併設の「鎌倉中央食品市場」。野菜をおトクに買うことができる市場のほか、イートインできるローカルグルメやハイセンスなセレクトショップなどが集まる、知る人ぞ知る鎌倉観光の穴場です。
昨年から今年にかけて、アパレルショップや製麺所支店など、新店もオープン。話題が尽きないレンバイの最新事情をレポートします(全4回中の第1回/第2回以降はこちらから)。
都内の有名シェフもトリコに…鎌倉野菜がおトクな「レンバイ」
地元の飲食店はもちろん、都内の有名シェフたちも虜にするほど、品質がよく多彩なラインナップが魅力の鎌倉野菜。そんなブランド野菜を誰でも気軽に買えるのが、“レンバイ”の愛称で親しまれている「鎌倉市農協連即売所」です。
開設は1928(昭和3)年と古く、当時としては画期的だった、農家が自ら育てた野菜を消費者に直接販売する“日本初のヨーロッパ式マルシェ”としても知られています。そのスタイルは100年近く経った今も変わらず、鎌倉市内や周辺地域の農家さんとの会話を楽しみながら、新鮮な野菜を買うことができます。

現在は21軒の農家が登録していて、1~4班に分かれて日替わりのローテーション制で出店。つまり、3日おきに同じ農家が登場するので、連日訪れても違う野菜に出会えるのも、レンバイの楽しみのひとつです。


レンバイは午後も開いていますが、野菜がなくなり次第閉店してしまうので、やはり狙い目は午前中。市場の中には農家ごとのブースがあり、朝8時頃までには準備が整い、朝どれの新鮮な野菜や生花が並びます。



2025.07.26(土)
文=田辺千菊(Choki!)
写真=鈴木七絵