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未来屋書店入間店 佐々木知香子さん
ちょっぴり鈍感を自認するリボンちゃんこと百花にも鈍感ではいられない事案が勃発。父や社長にはいくらでも鈍感でいいけれど、波瑠と愛瑠のことはとても大切なポイントでした。波瑠の敏感なところにドキッとして彼女の世界も大切なもので溢れてほしいと願いました。下着を手作りできることに密かに衝撃をうけ、そうかなんでも作れるんだ。自分にとっての唯一無二を心の拠り所にして一歩づつ進めば未来は希望に包まれる。「リボンちゃん」の救いの手で気持ちが楽になる人続出になりそうです。
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くまざわ書店長岡店 神田麻衣さん
自分の道を力強く突き進め! ではなく、こんな感じでいいんじゃない? と隣で話を聞いてくれる友達のような一冊。えみちゃんタイプ寄りの人間なのでリボンちゃんは強いなあと思いましたが、悩んだり迷ったりすることもあって強すぎないところがとても魅力的です。
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TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん
どんな気持ちも感情も、何一つ否定することなくふわっと包み込んでくれる。誰にでも適温でいてくれる、心地よい物語でした。リボンちゃんや加代子さんの言葉は、すっと心にはいってくるものばかり。そっか、そうだよね。それもありだよね。そんなもんだよ。と、凝り固まっていた心が解れていきました。「親は他人。自分じゃない人は、全員他人。」、思考パターンの違いすぎる人間同士は「わかりあおう」などと思わないほうがかえってうまくいく。など、いいね! を押したくなるような言葉が散りばめられていて、ページに付箋を貼りまくりました。やっぱり寺地さんの作品は良い!! またしても大好きな作品が更新されました。素敵な作品をありがとうございました!
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有隣堂ららぽーと海老名店 塚田亜紀子さん
女性の生き様って難しいと考える私に色々あるよと教えてくれたのは寺地先生の作品でした。今作の人達も皆悩みどころはあるけど芯がある人ばかりで私は私だ、この先も真っ直ぐ走り続ける皆さんに勇気づけられました
2025.07.18(金)