この記事の連載

猛暑対策プチプラ
#05 ブルーコスメ篇

 みなさんこんにちは。ついにやってきてしまった暑い季節の対策として、今年もコレは! と頼れる、スーパー優秀な「猛暑対策プチプラコスメ」をご紹介したいと思います。

 ラストは、涼し気なブルーをベースメイクやリップにも取り入れて、見た目を少しでも涼しく仕上げようという提案です。

 筆者は色白でもなく、またブルーの下地は「赤みを補正する」働きがありますが、すっぴんだとその“頬の赤み”もほぼないので、普段のベースメイクにはブルーを取り入れていません。ただ、やはり“災害級”と言われるような暑さになってくると、血色を足したいというよりも、ベースメイクで少しでも涼しく見せたいという気分になってきます。

 そこで最近少しずつ増えてきているブルーコスメを色々と試してみたら、思っていたよりずっと使いやすい、透明感が出る、はかなげ、涼しげな雰囲気になる(当社比です)!……と魅力に開眼しています。そこで今回は、プチプラで使いやすい優秀なブルーコスメをご紹介します。

#01 化粧下地篇
#02 コンシーラー篇
#03 パウダー篇
#04 アイメイク篇


くすみは目立たなくなるし白浮きしない!

◆セザンヌ ブライトカラーシーラー 10 クリアブルー

 今まで個人的にはあまり興味のなかったブルーコスメに注目するきっかけになったのが、このセザンヌのブルーのコンシーラー。単純に「どう使うの?」という興味もあり、試してみたところ、部分的に使うとすごくいい! と実感しました。

 部分的というのは、目頭下から目尻下と、そこから鼻筋横あたりまでの三角ゾーンや額の中央に細めのライン状に入れ、さらに鼻筋の真ん中部分のみに細めに入れる、というような入れ方です。あご先にもチョンとつけて軽くなじませます。

 そうすると、パッと顔全体が明るく冴えた印象になるのと、遠目で見た時に立体感も出るのですが、変に“白っぽいものを塗った感”は出ないのが嬉しい点です。また、先端がチップのアプリケータータイプになっているので、細めラインが入れやすいも魅力です。

 これはあくまで色白ではない筆者の入れ方なので、色白の方はもう少し広い範囲に塗るのもアリです。

 そもそもが、「ブルーの補色効果で目元や口元の黄ぐすみ・茶ぐすみをカバーし、色ムラのない透明感のある肌に」見せるというアイテムなので、透明感が出るのは当たり前なのかもしれませんが、部分的な使用でもわざとらしくなく顔色が整います。

 資料によると、「光を反射するホワイトの粉体が配合されていることで、パッとトーンアップ」するとのことですが、筆者の経験上、そうしたカラー下地を使った場合、時間が経つと塗った部分が変に白浮きして見える場合がありました。

 ですがこのセザンヌは、朝塗って夜メイクを落とす時まで白浮き感がなく、肌色と一体化している印象でしたので、肌色が特に色白ではなくても、安心して使ってほしいと思います。

 また、筆者だけかもしれませんが、塗ると顔の自然な血色をキレイに上げてくれる感じもします。赤くなるという意味ではなく、絶妙な柔らかいブルーとの対比で頬のピンクみが浮き出てくるというか……。あくまで個人的な感想ですが。

 また、1日中塗っていても乾燥や毛穴落ちが見られなかった点もありがたかったです。小さくて補助的なアイテムだから、スキンケア方面には過大な期待はしていなかったのですが、使った後で資料をよく見たら、美容保湿成分が9種類も配合されていて驚きました。だから長時間肌に密着していても、乾燥も負担感も感じなかったんだと思います。

 ブルーコスメに興味がある方には、初めの1本としてかなりオススメです。

セザンヌ

フリーダイヤル 0120-55-8515
https://www.cezanne.co.jp/lineup/4939553530084/

2025.07.08(火)
構成・文=斎藤真知子