結婚後すぐに始まった不妊治療
――そして2016年に結婚を発表します。時東さんは結婚してからすぐに妊活を始めたと明かしています。
時東 半年間、子供を授かるタイミングをみていたら「あれ、こんなにできないもんなんだね」って感じて。今は大体半年から1年でできなければ「不妊ですよ」と言われちゃうんです。じゃあと健康診断がてら病院に行ってみたんですが、でもお互い何も悪いところがなくて。原因のない不妊というところにはまってしまって。

検査をしたら私の年齢で考えると取れる卵子が少なかったんです。結果、なかなか着床できなかったので、それが原因かはわからないけれど、もっと自分を健康体にしようと思って、そこからファストフードを食べないとか骨盤矯正、トレーニングとかもちゃんとして、その結果、年齢が増したのに取れる卵子の数も多くなりました。
体に気を遣い始めて生理痛もゼロになったので、結果的にやってよかったなと思います。
――当時は不妊治療は保険適用外ですよね。
時東 全部適用外です。人工授精6回と顕微授精1回。その後体作りをして期間を空けて、人工授精1回と顕微授精2回で、やっと子供が授かりました。今だと保険適用なのでチャレンジしやすいと思いますけど、当時は保険適用外だったので、全然普通に車を買えるくらいはかかっています。
――2010年代だと不妊治療はまだまだ言いづらい時代です。
時東 友達やマネージャーには全部言ってましたけど、メディアでは一切言ってなかったです。そこは言いにくいというより、結果が出てから言おうと思ってました。
基本的には私たち夫婦は、お互い相手の話をしないでずっときているんです。だから公式には2ショット写真を1回も出してないんですよ。
妊娠するまでの4年半、夫婦の話を一切していなかったから、子供が生まれた話をするとびっくりされました。それこそ結婚していることを忘れている人もいましたし、中には夫婦の話をあまりにしないので、私が離婚したんだと思っていた人もいっぱいいました(笑)。

――お子さんは今は何歳ですか。
時東 今は3歳です。男の子なんですがとてつもなくやんちゃに育って、母に聞いたら昔の私にそっくりみたいです。
2025.06.13(金)
文=徳重龍徳