川島 コンビ仲がどうこうの前からソロライブをやりたかったんです。しかもストイックなやつを。ネタだけとか。トークをまったくしないとか。ほんで、1人でやってみて、自分的にも久々に手応えがあって。とにかく、ウケてもスベっても全部自分のせいという環境が楽だったんです。
そんなとき、相方が休むんです。あいつアトピーなんで、痒くてもう仕事できへんてなって、「和歌山へ湯治に行くわ。3か月くらい」と。「え、3か月?」(笑)。
「M-1」は終わっても、「ルミネtheよしもと」とかの舞台で漫才してましたから、相方休養中はピンネタをやるようになったんです。1か月20ステージぐらい立たしてもらって。で、それをやるうちにどんどんネタが仕上がって。そしたら『R-1グランプリ』があるやんと。
で、「R-1」に出たら決勝に進んで、結果が4位。そこからですね。「あいつ1人でなんかやってんぞ」と認識してもらうようになったのは。で、『爆笑レッドカーペット』に出て優勝させてもらったり。『アメトーーク!』に呼んでもらったり。「中学の時イケてない芸人」とか「運動神経悪い芸人」とか。

岡村 そういう経緯でしたか。
大喜利の道へ。でも『IPPON』だけなかなか呼ばれず…
川島 あと、『フットンダ』という番組も出てました。これは完全に大喜利だったんです。その頃、『IPPONグランプリ』はもう始まってましたけど、呼んでもらえなかったんで、『フットンダ』で頑張ろうと。いつか呼ばれるだろうと。それで『フットンダ王決定戦』で優勝もして。
すると今度は『ゴッドタン』に呼ばれるようになって。ソロの出演が増えていった。ただ、一向に「IPPON」だけ声がかからんのです。
岡村 甲子園に出てない感じ。
川島 そうなんです。「IPPON」で優勝せんと、大喜利王とは言えない。ほんで、『IPPPANグランプリ』っていう、素人が参加するスピンアウト企画のオーディションに行ったんです。そしたら、『IPPONスカウト』という番組に呼んでもらって。ようやく本戦に出ることができました。
2025.04.01(火)
文=辛島いづみ
写真=杉山拓也
ヘアメイク(岡村靖幸さん)=マスダハルミ
ヘアメイク(川島明さん)=足立光世