辺りはまるでジャングル!? ローカルにも愛される魅惑のトレイル

報国寺からわずか数分坂道を登っただけ、民家も建ち並ぶその場所に今回登る、衣張山(きぬばりやま)の入口はありました。鎌倉のトレイルの魅力について、中村さんはこのように話します。
「鎌倉は観光地とローカルな要素が街の中で溶け合うようにあるだけでなく自然にも近い。だから街の喧騒からちょっと足を延ばすだけで、昔懐かしい気持ちになるような街並みがも広がっているし、気づけば自然と山の中へと繋がっている。そんな街と自然がシームレスにつながるよさがあるんです」
Tevaのハイキングサンダルは坂道もぬかるみもへっちゃら!

今回ふたりはTevaの新作を履いて、サンダルハイクに挑戦。ライトハイカーの琉花さんは「ハリケーン テラ ダクトル」、これまでにもサンダルハイク経験があり、ウルトラハイクに日頃から親しむ中村さんは「グランドビュー マックス サンダル」をセレクトしました。
ブーツタイプのシューズにはない開放感と自然との一体感を味わえる。それでいて街のファッションを邪魔せず、本格的な山でも快適に歩けるのが2つのモデルの魅力。街と自然がシームレスに繋がる鎌倉巡りに、まさにお誂え向きなサンダルなのです。

「Tevaのハイキングサンダルが、思った以上の快適さをもたらしてくれた」とは、中村さん。
「薄いソールのサンダルを履くことが多かったのですが、行動し続けるとどうしてもムレてきます。ムレて汗ばむとサンダルの中で足が滑ってしまい、とくに下り坂では安定して歩けません。その点、グランドビューはムレづらいので、下り坂でも安定して歩けそうです。
またクッション性に優れた分厚いミッドソールは履き心地がよく、ヴィブラム®メガグリップソールのおかげでぬかるみも滑りにくい。フィット感を高めるアッパーは通気性に優れるものの露出は控えめで、小石や草で切り傷を作る心配もありません。裸足に慣れていない人、ハイキングスキルに不安がある人も、これなら快適に歩けると思います」

琉花さんも当初抱いていた不安をすっかり忘れてしまうほど、安定感のある履き心地だと称賛します。
「痛みや圧迫感を感じることなく、また足の指がブレることもなく、登りも下りもすいすい歩けました。ハイキングシューズと遜色のない歩きやすさにビックリ!」

快適なサンダルハイクを続けていると、かわいらしいお地蔵さんが。都内や遠方から訪れる人だけでなく習慣のように訪れるローカルの人も多く、山の中で起こる思いがけない出会いも、中村さんが鎌倉トレイルを愛する理由の一つです。

「ローカルの方がしょっちゅう歩いているから、倒木があってもすぐに綺麗になっているし、道が踏み固められて歩きやすいのも特徴です」(中村さん)


衣張山の登山道では、朝露で煌めくシダ植物が元気よく地を這い、背丈の異なるさまざまな常緑樹が青々と茂り、空を覆っています。
鎌倉トレイルは初挑戦という琉花さんもその景色に驚きを隠せないようす。「ついさっきまで街にいたとは思えない本格的なトレイルに圧倒されました。植生がとても豊かで、まるでジャングルの中にいるみたいです」

2025.03.22(土)
文=平野美紀子
写真=佐藤 亘
スタイリング=金子夏子
ヘアメイク=村上 綾
モデル=琉花