「CREA」2025年春号では、2年ぶりに韓国をたっぷりと取材。伝統を再解釈し、モダンにアップデートした食や韓屋宿をはじめ、癒しの「済州島」やカルチャーの街「坡州」まで、グルメ・カルチャー・ファッション・コスメを全108ページの大ボリュームでお届けします。
通常版のカバーに登場したのは、8人組ボーイズグループのATEEZ。ペアになり、お互いについて、そしてグループについてじっくり語り合ってもらいました。
CREA 2025年春号
『韓国のすべてが知りたくて。』
定価980円
「CREA」2025年春号より一部をご紹介します。
昨年4月の米国のコーチェラ・フェスにはじまり、6月のモロッコのマワジン、8月の日本のサマーソニックでの彼らのパフォーマンスは、世界中の音楽ファンを唸らせた。世界に駆け上がる姿が鮮烈な印象を与える8人の、いま目指す航路とは?
成長することへの執着と熱意

YEOSANGさんに、インタビュー中にHONGJOONGさんが目で「先に答えて」と合図する、いわゆる「阿吽の呼吸」を感じさせる2人。
最初の出会いから印象的だったそうで、「初めてKQエンターテインメントの練習室に行ったとき、すごく緊張していたんです。お昼の時間になって誰と一緒にご飯に行けばいいのかわからなくて下を向いていたら、HONGJOONGさんが僕とご飯を食べてくれて、そこでいろんな話をしてくれたおかげで、一気に緊張が解けました」とYEOSANGさん。
「そのときのことはよく覚えています。僕が初めて彼を見たのは、まだ彼がこの会社に入る前。オーディションの映像を見たとき、ダンスのレベルやパフォーマンスのクオリティが非常に高かった。『これでうちのチーム、いける、やったぞ!』と思ったことを覚えています」と当時を振り返るHONGJOONGさんは、いまのYEOSANGさんを「慎重派でいつも落ち着いていますが、内面では常に成長しようと努力している。自分がすべきことを悩んで、考えて、答えを出す。その一連の過程から得た成果を、言葉じゃなくて行動で示してくれる人です。表には出さずとも、弛まぬ努力をしているので、見ていてすごく勉強になります。好きな音楽も似ているから、音楽に関するアドバイスにも信頼を寄せています」と評価する。
YEOSANGさんは、「高い目標に向かって邁進するところは、僕らの共通点なのかなと思います。HONGJOONGさんは責任感が強い。ものすごくメンバー思いで、忙しい合間を縫って僕たちのために音楽制作に取り組んでくれて、尊敬しかないです。いつか、韓国の楽器を使った東洋的な楽曲の制作にもチャレンジしてほしい」と言うと、「そういう感性的な音楽を作ったときは、主人公をYEOSANGさんにして、僕がミュージックビデオを撮るよ」とHONGJOONGさんが嬉しそうに笑った。
続きは「CREA」2025年春号でお読みいただけます。
ATEEZ(エイティーズ)
韓国の8人組ボーイズグループ。2018年10月韓国デビュー、19年12月日本デビュー。初期よりライブを地道に重ねると、ずば抜けた実力で多くの支持を集め、23年のフルアルバム『THE WORLD EP.FIN : WILL』が「米ビルボード200」で1位に。24年にはCoachella Valley Music and Arts FestivalにK-POPボーイズグループとして初出演し、メンバー個々のスタイルが際立つダンス、コンセプチュアルな楽曲で、世界中の音楽ファンを虜にした。海外ライブでの英語MCにも定評があるが、今回の取材はほぼ日本語で行った。
直筆サイン入りポラを8名様にプレゼント

CREA2025年春号、CREA Due 2025春号 SPECIAL EDITIONいずれかをお買い上げの方に、直筆サイン付きポラをプレゼント♪ 応募〆切は2025年6月5日(木)消印有効。詳細は誌面をチェック!
11th Mini Album『GOLDEN HOUR : Part.2』

全6曲のうち、リード曲「Ice On My Teeth」をはじめ「DEEP DIVE」「Man on Fire」「Selfish Waltz」「Enough」の5曲の作詞にHONGJOONGとMINGIが参加。ATEEZの“愛する方式”を表現したミニアルバム。©KQ ENTERTAINMENT
衣装クレジット
YEOSANG ジャケット 315,000円、中に着たジャケット 140,000円、パンツ 185,000円/クレージュ(エドストローム オフィス) シューズ/スタイリスト私物
HONGJOONG ジャケット 354,200円、中に着たニット 180,400円、パンツ 200,200円、ベルト 154,000円、ブーツ 211,200円/ヴェルサーチェ(ヴェルサーチェ ジャパン)

2025.03.07(金)
Text=Yoko Kikuchi
Photographs=Bungo Tsuchiya(TRON)
Styling=Yuuka Maruyama(makiura office), Ju Hyun
Hair=Dayoung Jeong
Make-up=Lee Seo Ha @cheongdam_contigo
CREA 2025年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。