2024年に配信されるやいなや、国内外から注目を集めたNetflixリアリティシリーズ『ボーイフレンド』。唯一無二のパートナーを見つけるべく、約1カ月の間、ひとつ屋根の下で生活を共にし恋に友情に関係を深めたのは、9人のボーイズたち。

 中でも、同じ日に3人から告白されるなど、最もモテていたのが料理人のKazutoさん。その人気は配信から半年以上たった今も健在で、Instagramフォロワー数は40万人を突破!

 そんな彼が、『Kazuto 1st photobook Sexuality』(2月14日発売)を刊行した。発売記念イベント登壇直前のKazutoさんに独占取材を実施。フォトブック制作の裏側から、現在の思いまで幅広くインタビューした。


笑顔よりも、アンニュイな表情の自分が新鮮!

――いよいよ『Kazuto 1st photobook Sexuality』の発売日を迎えて、今どんなお気持ちですか?

 撮影したのは昨年10月でした。あのときのものがこうして形になり、出来上がって手元に届き、さらに直接ファンの皆さんにお渡しできることが、本当に感慨深いです。フォトブックを最初に見たときは、めっちゃ感動しました。確認のためにデータでは見ていたものの、「うわーっ!」と感動が押し寄せてきたというか。1ページ、1ページめくるたびに、そのときの記憶が蘇ってきました。

――特にお気に入りのカットは?

 2つご紹介してもいいですか? まずは沖縄の動物園「ネオパークオキナワ」で撮影した、鳥とのカットです! 僕はプライベートでも小鳥を2羽飼っているほど鳥が大好きなので、撮影できて本当にうれしくて。カメラマンさんにさまざまな表情を引き出していただいたんですけど、この笑顔だけは間違いなく、素の自分。嘘のない、心からの笑顔だと思います(笑)。

 もう1つは、フォトブックの最後のページのカットです。“素肌に黒スーツ”という、大人っぽくセクシーなスタイルで、ちょっと大胆な雰囲気。このカットは、沖縄での撮影のラストカットでもありました。海と空の風景、衣装、すべてが自分の中で特別で、見返すたびにそのときの感情を思い出します。「ああ、本当に終わっちゃうんだな」としみじみ感じたことを、今でも鮮明に覚えています。

――沖縄での撮影では、ほかにどんなことが印象に残っていますか?

 いっぱいあります! 特に大変だったのは、初日のファーストカットですね。もともとこうした撮影に慣れていないこともあって、前日は緊張でなかなか寝つけませんでした。それでも現場に行くと、素敵なロケーションに加え、衣装、ヘア&メイク、カメラマンさんやスタッフの皆さんが雰囲気を作ってくださったおかげで、少しずつ“新しい自分”を引き出せた気がします。でも最初は、やっぱりガチガチに緊張していましたね(苦笑)。

――印象的な表紙のカットはすぐに決まりましたか?

 最初は候補が2つあったんです。もう1つの候補は黒スーツの1枚でした。「どっちにする?」と編集さんと悩んで、最終的に確か僕が今のものを選んだ気がします。僕は人から「笑顔のイメージ」と言われることが多くて、自分でもその自覚はあったんです。でも、この表紙のようなアンニュイな表情はあまりしないな、と思っていて。笑顔ではないのに、すごく素敵に撮っていただけたのが新鮮で、このカットに決めました。

2025.03.12(水)
文=赤山恭子
撮影=榎本麻美
スタイリスト=藤長祥平
ヘアメイク=Kohey