間近に迫ったバレンタイン。ショコラティエたちが生み出した渾身のひと粒は、今しか手に入れられないものばかりです。
オリジナリティにあふれ、繊細なテクニックと上質な素材を使ったチョコレート。ここではスイーツライターのchicoさんに注目のチョコレートについて紹介してもらいました。
無二の美食を叶える、ブルガリの新たな挑戦
「チョコレート・ジェムズ」とは“チョコレートの宝石”という意味。「ブルガリ イル・チョコラート」では一粒のチョコレートをそう呼びます。
なぜならチョコレートもまた、ブルガリが培ってきた美学、文化、そして職人技を象徴し、表現されたものだから。完成までに約7カ月に渡る制作期間と30~40回の試作を重ね、ディティールにこだわりぬく姿勢と情熱には、ブルガリのものづくりの精神が反映されています。
今シーズンは、2024年にジャンルカ・フスト氏がメートルショコラティエに就任して初となる、サン・ヴァレンチーノ(バレンタインデー)のコレクションをリリース。素材本来の力を引き出す革新的なアプローチと卓越した技術、そしてあくなき探究心で無二の食体験を生み出す彼により、「チョコレート・ジェムズ」第2章の幕が開かれます。
美しさ、豊かさ、さらにブルガリのルーツであるイタリア文化への深い敬意を込めたコレクションは、私たちにイタリアの風景を垣間見せてくれます。
今作のメッセージの一つは、「イタリアの恵みで楽しむ“アッビナメント”(=マリアージュ)」。イタリア各地で採れるナッツと厳選素材を軸に、技術とクリエイティビティで新たな味覚とアロマを呼び覚まします。ナッツのプラリネを主役にした、5種の宝石を味わっていきましょう。
2025.02.08(土)
文=chico