休日のお料理を充実させるためのワークスペース
我が家では、お鍋やフライパン以外の調理器具を置ける場所は、左の写真のコーナーのみ。“ここに入るだけ“を合い言葉に、要・不要を吟味しました。ワークスペースにほど近いこちらを覗けば、ザルやらお玉やら、何でも入っているので家族も迷わず使えます。
そんな風にワークスペースにこだわるのは、日々のお料理の時短とともに、休日のお料理を充実させるため。働く女性の平日の食事は、はやい! やすい! うまい! に限る(笑)のは、前回ご説明したとおり。焼くだけ~煮るだけ~、そんな献立になりがち。でも、そればかりでは味気ないので、休日は家族のリクエストに答えたり、新しいレシピに挑戦し、定番料理を増やしたいものです。とはいっても、我が家の子どもからの休日メニューのリクエスト上位は、餃子、おろしハンバーグなど……。至って普通! と笑わないでね~。
野菜を細かく切り、お肉とあわせてもみ、成形したり、包んだりする餃子……。ハンバーグのほかに、大根おろしをすって、ネギやしそを細かくカットして盛りつけるおろしハンバーグ……。平日には無理なんです! 帰って30分勝負の我が家には!!
いいのいいの。そんな料理は、休日に子どもたちも一緒に加わって、日頃ゆっくり聞けない学校の様子を尋ねながら、一緒にこねたり包んだり。こんな些細な時間が我が家の幸せな時間なのです。子どもたちが一緒にキッチンに立てることもワークスペース確保の大事な理由です。
もしも、キッチンが狭くてワークスペースをとれないのであれば、もう1つの片付ける場所は、ダイニングテーブル! そちらを常に台所の延長として使えるように、テーブルの上をスッキリ保てば、そんな時間も作れるはず。
「うちはキッチン狭いから~」などとできない理由を探すのではなく、できる理由を探せる女になること! これも女っぷりを上げる為には不可欠ですわよ!(笑)
Column
鈴木尚子のもっと心地いい収納スタイル
CREAのインテリア特集に収納エキスパートとして登場し、“収納ベタ”読者にズバリ適切アドバイスを施した片付けのプロ、鈴木尚子さん。「実は片付けが大の苦手だった」鈴木さんが、結婚・出産を機に見つけ出した片付けの極意とは? 理想の空間や暮らしに近づいていく整理術とは? ご自宅のプライベートフォトを添えて、分かりやすくご紹介します。
2014.05.11(日)
文・撮影=鈴木尚子