織守 でも、10年後、20年後に、私たちも後輩にそんなふうに言われたい。

 今村 言われたいですね。

 青崎 言われたいけど、20年後に出版業界があるかどうかわからない。

 今村 そうなんですよ……。

 織守 ちょっと待って(笑)、みんなで頑張ろうよ!

あおさきゆうご 1991年神奈川県生まれ。2012年『体育館の殺人』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。24年『地雷グリコ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞を受賞。著書に『11文字の檻 青崎有吾短編集成』等。

いまむらまさひろ 1985年長崎県生まれ。2017年『屍人荘の殺人』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作で本格ミステリ大賞を受賞。著書に『兇人邸の殺人』『でぃすぺる』等。最新刊は『明智恭介の奔走』。

おりがみきょうや 1980年ロンドン生まれ。2012年『霊感検定』で講談社BOX新人賞Powersを受賞しデビュー。一五年『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞、21年『花束は毒』で未来屋小説大賞を受賞。最新刊は『まぼろしの女 蛇目の佐吉 捕り物帖』

有栖川有栖に捧げる七つの謎(文春文庫 あー 59-50)

定価 1,067円(税込)
文藝春秋
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)

2024.12.08(日)
文=青崎有吾,今村昌弘,織守きょうや