どうです、この迫力!

 これぞオータニ級です。

 食べずとも滲み出ている大物感。

 なんか、上から兜とかかけても合いそうです。

 うん、重い!

 これは相当な自信に満ちた一皿です。

 いつもココイチではポークカレーの5辛しか食べない僕からしたら、かなりの飛躍です。

 マッケンチーズがかかった所をすくってみると、なんとライスもターメリックやクミンシードを使ったスパイスライス。

 どこまでもこだわりがつまっています。

 さっそく一口。

 トロトロのオムレツにチーズの味わいが加わって、めちゃくちゃ濃厚な味わいです。

 クリーム系のトッピングなので、白米に合うのか心配でしたが、スパイスライスになっていることで味の相性も抜群、しっかり考えられています。

 出たー!

 無限ココイチ。

 実はカレーソース自体が、通常のココイチのポークでもビーフでもない、海外専用のカレーソース。

 地域によって異なる食文化に配慮して、食肉由来の原材料を使用していないんだと。

 それでもしっかりココイチの味になっているのがさすが。

 

とび辛スパイスで辛さを増すことも!

 そして、あれもありますよ。

 我らが、とび辛スパイス。

 ココイチに来たら、とび辛スパイスで自分の味にチューニングするのが、楽しみの一つですからね。

「じゃない方」のココイチですが、しっかりいつもの強い味方も存在するのです。(とび辛スパイスは、お店の人に声をかけてね)

 とび辛スパイスで辛さを増すと。

 なんと、逆サイドにも無限ココイチ誕生!

 文字通り、スプーンが止まりません。

 海外から凱旋帰国した、いつものココイチ「じゃない方」のCURRY HOUSE CoCoICHIBANYA WORLDですが、カレーの美味しさはやっぱりココイチでした。

 ごちそうさまでした!

 帰り際、レジの近くに、さらなる「じゃない方」を発見。

 海外からのお客さんが喜びそうな、CoCoICHIBANYA WORLDのスーベニア。

 カレーライスのイラストの下に、TOKYO JAPANと刺繍が入ってるシャツ。

 ジャパニーズカレーがどんどん世界へ羽ばたいて行ってほしいですね。

撮影=山元茂樹/文藝春秋

2024.11.04(月)
文=小宮山雄飛