この記事の連載
- 素肌が引き立つベースメイク #1
- 素肌が引き立つベースメイク #2
- 素肌が引き立つベースメイク #3
好評発売中の「CREA」2024年秋号の「楽しいひとり温泉。」特集から、一部を抜粋して掲載します。
CREA 2024年秋号
『楽しいひとり温泉。』
定価980円
俳優として活躍する傍ら、著名な展覧会で受賞を重ねるなど絵画の才能も発揮する若月佑美さん。そのセンスとコスメ好きの知識を生かして、彼女は多くの仕事現場で、自分でメイクをする。
光を選び立体感を操って美肌に見せる独自のベースメイク論は、聞けば聞くほど参考になる!
》#2 若月佑美のベースメイク術【室内ver.】
》#3【新作ベースメイクアイテム12選】若月佑美さんセレクト
若月佑美のベースメイク術【屋外ver.】
「ドラマの撮影現場では、役柄に合わせたメイクをセルフですることも増えてきました。会社勤めの女性など一般的な人の役を演じることが多いので、ある意味自然なことだという考えから、自分でしています」と若月さん。
とはいえ一般の人と異なる大きなポイントが、画面に映ること。
「モニターでチェックして、すごく考えながら調整しますね。いちばん意識するのが光です。屋外のシーンだと、日差しが強くてツヤがテカリに見えてしまったり、顔に影が入ったり、シミやニキビ痕が目立ったり。逆に室内のシーンだと光が空間全体に回っているので、メイクする時点で立体感をつけておかないとのっぺりして見えてしまうことがあります」
若月さんがここまで光と肌映りの関係を理解できるのは、幼い頃から絵を描いてきた人だから。
「絵の技術をメイクに生かすことは多いですね。ちょっとした工夫で、もともと素肌がきれいであるように見せることは可能です」
屋外で過ごす日はさらりとセミマット肌に
「屋外の強い光は、肌の質感やノイズ、顔の立体感を際立たせます。ツヤが強いとテカリに見えてしまうことがあるので要注意。凹凸を抑えてセミマットに仕上げるぐらいで、ちょうどいいツヤ感に」
2024.10.03(木)
Composition=Mari Otsuka
Photograph=Wataru Kakuta(TRIVAL)
Hair & Make-up=AYA(TRIVAL)
Styling=Kaoru Kakuta