どうにも暑すぎる今年の夏。涼しくて別世界気分を味わえるホテルステイは、身も心も満たしてくれる時間です。
ホテルに泊まる楽しみのひとつといったら、朝ごはん。ブッフェもいいけれど、優雅にアラカルトやセットメニューに身を委ねてみたら、そのホテルの魅力がもっと深まります。
この夏、ぜひ食べてみてほしいホテルの朝ごはんを集めました。
1回目は横浜が誇るクラシックホテル「ホテルニューグランド」へ。
クラシックホテルならではの秘密がたくさん
横浜・山下公園に面したクラシックホテル「ホテルニューグランド」。建築やインテリア、設えに包まれ、歴史と一体になれるようなステイが叶う憧れのホテルです。
宿泊者限定の朝食は、洋食ならフランス料理のレストラン「ル・ノルマンディ」で。眼前に広がる横浜の港と、流線や手すりなどでまるでクルーズ船に乗っているかのような店内に心が躍ります。
今では一般的なメニューを数々生み出してきたホテルのパイオニア精神は、今も変わらず。最近も新たな名物を生み出しています。それが、カナダ生まれの「モンテクリストサンド」です。
自家製パンを卵液に浸したフレンチトースト生地に、カリッカリに焼かれたベーコンを挟んでグリュイエールチーズを挟んで焼き上げたもので、ふわふわでほんのりと甘いフレンチトーストと、ベーコンとチーズの旨味たっぷりの塩気がたまりません。
2024.08.10(土)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤