支配人が館内をナビゲート
![加地邸支配人の松橋直人さん。「屏風のような折れ戸のあるこの場所が、ライト建築らしくお気に入り」](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/-/img_c473313b2c20ddf78722a0b4ed4b7aa0561294.jpg)
加地邸に宿泊すると支配人の松橋直人さんが出迎え、建物の魅力や葉山での優雅な過ごし方を丁寧に教えてくれます。
松橋さんは海外で、日本からのゲストを世界のリゾートにアテンドする仕事を務めてきた、おもてなしのプロフェッショナル。安心して邸宅暮らしを楽しめます。到着後は、松橋さんの案内で、建築の説明を聞きながらじっくりと巡ってみるのもおすすめです。
![ライトが好んだ六角の形を使用したサンルーム。蜂の巣や雪の結晶にも見える六角形の自然の形を表現。一日中太陽光が入る設計。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/e/-/img_8e8cfa53d6b3cd4228d7dbef50c6ae7c759910.jpg)
![食堂。扉を開けるとテラスに続く。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_637befd3393499ed53b854f8fc094e23490760.jpg)
![食堂の奥には、テラス。幾何学的に配置した椅子は、修築の際建築家の神谷修平氏が設置。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/-/img_0efbeb4de0b724d4e41787852b17fb73791308.jpg)
![葉山の風景を一望できる展望室。ライトデザインのバレルチェアに腰掛け、目の前に広がる新緑を味わう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/b/-/img_8bf23d36d027d7620d52857eb6ef0d34514693.jpg)
![巾木の隅々まで行き届いた妥協のない細工。丸く削られた木の玉が至る所に丁寧に敷き詰められている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/-/img_5ff872dba4702980fd2b973e5ee94699385292.jpg)
![家具、照明も部屋ごとに合わせている。ビリヤード室のライトはビリヤードモチーフで。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/-/img_32ac44eb365fa87027223c1bf58df428422324.jpg)
宿泊者の中には建築家や建築関係者が多く、建築ファンを魅了する施設です。館内の一つひとつの家具や装飾を美術館の作品を見るように楽しみたいですね。
「椅子に座ると、当時のままの空間が蘇ります。その贅沢な時間を、自分の家のように使ってください」(松橋さん)。近隣には富士の見える一色海岸や美術館、自然と人が調和する優雅な葉山・加地邸暮らしを楽しんでみては。
2024.06.22(土)
文・撮影=神谷加奈子