おまけ 看板ネコのみつけ方

 2011年に刊行した『吾輩は看板猫である』(文藝春秋BOOKSへリンク)。あれから3年、どこへ行っても看板ネコを探すことがすっかりライフワークになった。最近では「なんだかこっちにいる気がする」と道を曲がった先に、ネコがちんまりと座っていたりするので、わたしのネコセンサーも、ますます冴えてきているようだ。最後に「看板ネコのみつけ方」で、この連載を締めくくりたいと思う。

扉がネコ1匹分開いている

 お店にネコが自由に出入り出来るよう、1匹通れるくらいに開けてあることが多い。

ネコの寝床がある

 玄関先や外に、ダンボールや発泡スチロールの箱で出来た、ネコのベッドが置いてある。

フード入れと水が置いてある

 店先にこの2つが置いてあると、看板ネコがいるか、近所のノラネコの面倒を見ているかのどちらか。

ネコの絵や写真が飾ってある

 これはかなり高い確率で看板ネコがいるパターンで、歴代のネコたちの写真を飾る店主も。また、ネコの置き物や雑貨などを飾っておくと、ネコ好きのお客さんがプレゼントしてくれて、どんどん増えていくというケースも多い。

「商店街ネコ探訪」はこれで最後となりますが、これからもライフワークとして、かわいい看板ネコを探し続けたいと思います。長い間お読みいただき、ありがとうございました。

梅津有希子 (うめつ ゆきこ)
編集者・ライター。1976年北海道生まれ。ヤマハ勤務の後、FMラジオ局、編集プロダクションなどを経て、2005年に独立。女性誌や単行本、webを中心に、ペット、料理、美容など幅広いジャンルで活動中。「CREA cat」「CREA Dog」を毎号担当するほか、別冊マーガレットの『青空エール』(集英社/河原和音)の監修も務める。著書に『吾輩は看板猫である』『吾輩は看板猫である 東京下町篇』(文藝春秋)、『We are ブサかわねこ』(角川書店)、『終電ごはん』(幻冬舎)がある。
公式サイト:http://umetsuyukiko.com Twitter:@y_umetsu

Column

梅津有希子の商店街ネコ探訪

大人気のネコフォトブック『吾輩は看板猫である』、そしてその第2弾の『吾輩は看板猫である 東京下町篇』の著者、梅津有希子さんが、看板猫を探して、今度は商店街を巡ります。

2014.02.28(金)
文・撮影=梅津有希子