◆岡山県
西大寺会陽(はだかまつり)
国の重要無形民俗文化財に指定されている西大寺会陽(はだかまつり)は、500年以上続く天下の奇祭。日本三大奇祭のひとつとなっていて全国的にも知名度の高いユニークなお祭りだ。
毎年2月の第3土曜日の極寒の深夜に、西大寺観音院の本堂の御福窓(ごふくまど)から投下される2本の宝木(しんぎ)をめぐって、約10,000人の裸の男たちが激しい争奪戦を繰り広げる様子は圧巻。この宝木を取った者は、福男と呼ばれ、福が得られると言われている。
開催日程:2024年2月17日(土)
西大寺会陽(はだかまつり)(さいだいじえよう はだかまつり)
所在地 岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
https://www.okayama-kanko.jp/event/12845
◆広島県
縮景園
江戸時代初頭に、茶人で知られる浅野藩家老の上田宗箇により、浅野藩主の別邸の庭として築成された縮景園。中国の世界的な景勝地「西湖」をイメージしてつくられたと言われる園内は、山川の景、京洛の態、深山の致を庭の中に縮景していることから、「縮景園」と名付けられた。
築庭400年を迎えた縮景園には、毎年12月下旬から3月中旬頃に7品種、約115本の梅が花を咲かせる。凛と咲き誇る梅を鑑賞する方法のひとつとして、水上タクシーもおすすめ。そのまま広島市内の名所を水上で巡ってみれば、普段とは違った優雅な観光を楽しめるだろう。
縮景園(しゅっけいえん)
所在地 広島県広島市中区上幟町2-11
https://dive-hiroshima.com/explore/306/
◆山口県
梅の名所 防府天満宮
防府天満宮は、日本三天神のひとつに数えられ、全国から多くの参拝者が訪れる神社。学問の神様として有名な菅原道真を祀る神社は全国に約12,000社あるとされるが、最初に創建されたのが防府天満宮と言われている。
境内には、約1,100本、16種類の梅の木があり、菅原道真公も愛した梅の季節には、梅をモチーフにした特別な御朱印や「出世梅」の配布など約2週間にわたって梅まつりが行われる。芳しい梅の香りに包まれ、一足早い春の訪れを感じるのも一興だ。
・梅の花の見ごろ:2月中旬~3月上旬頃。
梅の名所 防府天満宮(うめのめいしょ ほうふてんまんぐう)
所在地 山口県防府市松崎町
https://yamaguchi-tourism.jp/event/detail_17459.html
今こそ行きたい!
「日本にしかない風景」再発見
2024.02.03(土)
文=佐藤由樹、CREA編集部
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