いよいよ本格的な冬の到来を迎えた日本列島。ウィンターレジャーというとスキーやスノーボードが浮かぶけれど、昨今のキャンプブームで冬のキャンプも注目されているんです。
春夏秋の3シーズンしかオープンしないキャンプ場が多い中、全国探せば真冬も営業しているキャンプ場がチラホラ。今回は、冬ならではのキャンプを楽しむコツと、絶景の冬キャンプ場を、全国のキャンプ場を知り尽くす、絶景アウトドアカメラマンの猪俣慎吾さんに教わりました。
冬のキャンプの醍醐味と注意しなければならないこと
雪中キャンプは、夏には満員だったキャンプ場が、週末でも混むことはほぼない、という利点があります。人が居ないところを好む人には打ってつけですし、鬱陶しい虫もゼロ。熊やイノシシなども冬はいないので、安心して過ごせます。そして、冬ならではの絶景に出合えるのが、最高の醍醐味です。
ただ、当たり前ですが、ものすごく寒い。なので、冬季でも耐えられる寝袋やマットはもちろん、暖房器具や電気毛布なども用意しなくてはならないというハードルはあります。
コツとしては最初からテント泊をするのではなく、キャンプ場のバンガローを利用してみたり、デイキャンプでまずは試してみてから宿泊キャンプに切り替えたりするのもいいと思います。
また、注意しなければならないのは、移動手段として使うであろう自動車。望ましいのはスタッドレスタイヤ+4輪駆動車を選ぶこと。場合によってはチェーンも携帯した方がいいでしょう。冬季も営業しているキャンプ場は比較的道路事情がよくない場所が多いので雪道に慣れていない人は行くべきではありません。
では、雪中キャンプができるおすすめのキャンプ場をご紹介しましょう!
2024.01.13(土)
文・撮影=猪俣慎吾