柔らかな皮とこし餡の一体感
◆さゝま
神保町にある「さゝま」。昭和6年創業の和菓子屋で、お茶席用のお菓子を手がけるお店としても知られています。
吉本の劇場がお店の近くにあったこともあり、個人的にも馴染みのあるお店です。名物「松葉最中」は、四角の形をしていますが、これは三味線の胴を模したもので、松葉の紋が刻印されているのも特徴。
口にすると、こんなに柔らかい最中の皮があるなんてと、一度食べたら忘れられない食感。中に入っているのはこし餡で、このあんこがまた絶品。
しっかりと甘さはありつつも、さらっとした後味の良さがあり、全くしつこさがない。ほろっと崩れる繊細な皮と、あんこのねっとりとした舌触りが心地良く、一体感のある味わいがナイスィーツ! 何度でも食べたい、上品な甘さに包まれる最中です。
御菓子処 さゝま
所在地 東京都千代田区神田神保町1-23
電話番号 03-3294-0978
http://www.sasama.co.jp/
2024.01.07(日)
文=スイーツなかの
撮影=深野未季