アブダビ国際空港に観光名所になりそうな美しいターミナルがオープン!

 アブダビ国際空港の新しい施設ターミナルAは、11月に運用が開始された。総工費30億ドル(約4,360億円)という巨費を投じた最新鋭のターミナルだ。曲線を多用した芸術的な建築デザインは、世界の美しい空港ランキングで間違いなく上位に入るはず。

 エティハド航空は11月中旬にターミナルAに移行済みで、ビジネスクラスラウンジとファーストクラスラウンジも新設された。今回はそのうちのビジネスクラスラウンジを、アブダビから届いた写真とともにご紹介したい。

 エティハド航空の新しいフラッグシップラウンジは、3フロアにまたがっていてルーフラウンジもある。ファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジがあり、どちらも3つのゲートに接続されているので、フライトによってはラウンジから直接搭乗できることが特徴だ。そのうち後者が先行してオープンした。

 新しいビジネスクラスラウンジも旧ターミナルと同様に24時間オープン。「リワン・グローバル・ダイニング」にはライブクッキングステーションがあり、24時間いつでも作りたての料理を楽しむことができる。UAEを始めとする中東の料理、エティハド航空の就航都市からインスピレーションを得た世界各国の人気料理など、豊富なメニューが並ぶ。

 屋上にあるルーフラウンジの「コンステレーション・バー」には、アブダビのスカイラインを描いた172ピース、長さ25メートルの特注ガラス照明彫刻「パノラ」が飾られているなどインテリアも秀逸。こちらの食事はビュッフェとなっている。

 仮眠室も充実していて、デイベッドと「アルマーニ/カーザ」の家具を備えたシャワー付きのプライベート・スペースが18室ある。

 また、ゲームルームにはテーブル・フットボール、エアホッケー、デジタル・ゲームを完備。スモーキング・ラウンジでは「チェスターフィールド」のソファでタバコや葉巻を楽しむことができる。ファミリールームは小さな子供たちが退屈しないよう、さまざまなコンテンツが満載だ。

 ビジネスクラスラウンジは、エティハド航空のザ・レジデンス、ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗客、およびエティハド・ゲストのステイタスをもつ搭乗客が利用可能だ。エコノミークラス搭乗客は、空席状況に応じて最大8時間まで有料で利用できる。

 ファーストクラスラウンジとアライバルラウンジについては、また別の記事でご紹介したい。

【取材協力】
エティハド航空

https://www.etihad.com/ja-jp/

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たかせ藍沙(たかせ あいしゃ)

トラベル&スパジャーナリスト。渡航160回超・70カ国超、スパ取材300軒超、ホテル取材2000軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。主な著書は『ファーストクラスで世界一周』(ブックマン社)、『美食と雑貨と美肌の王国魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、『LOVE! ROSE薔薇のチカラでもっとキレイになる!』(宝島社)。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに...青の楽園へ』(ともにPHP研究所)。
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ブログ http://ameblo.jp/aisha/
公式Facebook「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」
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たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周
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Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

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2023.12.25(月)
文・撮影=たかせ藍沙