こうすれば、「レイヤー」がうまくいく
さて、デメリットを考慮した上で、上手にレイヤーを取り入れるための3つのポイントをご紹介します。
①コテ、アイロンは毛先だけで
レイヤースタイルは動きが出た方が可愛くなるため、コテやアイロンでスタイリングすると、劇的に変化します。「コテが必要」となると、急にハードルが上がったように感じてしまうかもしれませんが、実はとても簡単です。従来の「重めスタイル」に比べると、レイヤーカットの毛先はコテやアイロンで挟みやすく、熱も通りやすいため、クセも付けやすいのです。
さらに、「重めスタイル」だと全体をコテやアイロンで挟むことが求められますが、レイヤーは毛先をワンカール巻くだけ。後頭部から生えた髪も、毛先だけなら巻くのに技術は不要で、火傷するリスクも減ります。
②「表面だけレイヤー」でも様変わり
興味はあるけど、「顔回りレイヤー」が自分に合うか、まだ心配。そんな方には、頭のトップ部分に「表面だけのレイヤー」を入れるのがオススメです。
トップ部分はスタイル全体に干渉しにくいので、全体のフォルムは変化させず、トップ部分に動きのあるニュアンスだけを加えることができます。また、こちらも毛先だけコテなどで巻けばいいので、スタイリングも簡単。
例えば、全体がボブの見た目でも、トップにレイヤーを入れて動きを足すだけで印象は様変わりします。
③ヘアオイル・バームとストレートタッチで、艶感を担保
前述の通り、レイヤーは毛先が軽くなることでパサつきが強く見えてしまうのが難点。レイヤースタイルに挑戦する場合は、必ずヘアオイルやバームを利用しましょう。
パサパサしやすい毛先が艶っぽくキレイに見えるようになる上に、油分によって束感がしっかり出るようになり、華やかさが増します。
そして、しっかりめにオイルを付けた後にクシを通すと、束感が強調されます。コレを利用すれば、ストレートタッチのスタイルでも毛先にレイヤーの効果が現れます。
トレンドはちょっとずつで丁度いい
最新トレンドはちょっとずつ取り入れる程度でも変化を感じられるので、それくらいでも丁度いいし、それくらいが丁度よかったりします。是非、お試しください。
2023.12.02(土)
文・イラスト=操作イトウ