“標高900mの佳景が誘う 大人のリトリート旅”がコンセプト 「フォートリート＋那須高原」

大人の滞在に寄り添ったコンテンツを取り揃えたホテル

◆フォートリート＋（プラス）那須高原

 「ゆとりろ」「風雅」「天翠」などをはじめとした、個性的なホテル・旅館を全国39カ所に展開する“リロホテルズ＆リゾーツ”から、新ブランド「フォートリート」が誕生した。

 「フォートリート」は、4つのR（REST・RECREATION・RELAXATION・RETREATMENT）にリトリートを掛け合わせた造語。ストレス社会に生きる現代人に、日常から離れてリフレッシュする時間を持ってほしいとの想いが込められているのだとか。

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　このブランド第一号店として2023年4月に「フォートリート草津」がオープン。そして今回紹介する「フォートリート＋那須高原」は、2023年9月にオープンした。「フォートリート＋（プラス）」は、「フォートリート」の中でもワンランク上の大人の滞在に寄り添ったコンテンツを取り揃えたブランドだ。

　那須高原で最も高い標高に位置する「フォートリート＋那須高原」の客室数は、全32室。85平米のスイートルームからスタンダードまで、多彩なタイプを用意。いずれの部屋からも、四季折々の那須高原の自然美はもちろん、時間によっても刻々と姿を変える眺望を楽しむことができる。

　那須といえば、温泉地としても有名。同ホテルの自慢は、湯治にも用いられる開湯1,300年の“鹿の湯”を源泉とする天然硫黄泉を贅沢に掛け流しにした露天風呂。ややとろみがあり、白濁色が特徴の湯は、さまざまな健康増進効果のほか美肌効果も期待できる。

　また、温浴セラピーのよもぎ蒸し（女性専用）を合わせて体験するのもおすすめだ。蒸気を体全体に浴び吸収させ、身体を内側から温めることで冷えやだるさを解消へと導いてくれる。

　食事は、高原野菜のバーニャカウダや牧場チーズリゾットなど、那須高原らしさを感じられるメニューが用意されている。ディナーは、日本料理に造形の深い総料理長が創り出す、“新しくもどこか懐かしい西洋膳”をテーマにしたコース料理。

　朝食は“那須御養卵（なすごようらん）”のスクランブルエッグやエッグべネクトディクトをはじめ、栃木産の食材を使ったこだわりのアメリカンブレックファストがブッフェスタイルで提供される。

　“大人のリトリート旅”を叶えるコンテンツは、まだほかにもある。

　目の前にパノラマビューが広がり、ゆったりと落ち着いた雰囲気の「ラウンジ」には、ドリンクやフィンガーフードがセットされ、くつろぎのひとときを演出してくれる。午後から夕方までのティータイムは、ワインやチーズも楽しめるハイティースタイルで。そして18時以降はレコードから流れる音楽に身を委ねながら、コーヒーとともに大人時間を……。さらにうれしいのは、ラウンジに用意のあるものは、すべて部屋へ持ち込み可能という粋な計らいだ。

　また、グリーンが映える設えで、眺望も抜群の「ライブラリー」には200冊以上の蔵書が。読み書きできるデスクには電源もあるので、ワ―ケーションにも最適なスペースとなっている。

　都心から約3時間で行ける人気観光地に誕生した大人のためのホテル「フォートリート＋那須高原」で、開放感たっぷりのリフレッシュステイを。

2023.10.24(火)
文＝立花奈緒（ブレーンシップ）