ケーキを食べる感覚で上生菓子を日常にと素材づかいもユニークな「菓子屋のな」。菓子屋に線引きはないと幅広く、奇をてらわず丁寧に作る「まるに抱き柏」。
和菓子の一頁に新たに名前を連ねる2軒を訪ねて。
◆【堀川五条】菓子屋のな
旬の果物もふんだんに味と香りを纏わせる
![スペシャリテのアントニオとララ 940円。焦がしキャラメルあんとマンゴートロピカルあんのあんこ玉に、ハーブやエディブルフラワーを添えて。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/1280wm/img_79c08572ea20cc74a4870e6c36e1ddcd211612.jpg)
店主の名主川千恵さんが作るのは、普段の暮らしのなかでケーキを食べるように自由に楽しめる和菓子。
旬の果物で季節を伝え、ハーブなどで香りをまとった和菓子が新鮮だ。とはいえ伝統的な和菓子の枠をはみ出さないバランスも絶妙で、次世代を感じさせてくれる。
![名主川千恵さんと夫の高行さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_2000d0dd1714dfff11362487bd048735136793.jpg)
![季節の生菓子が4種ほど並ぶ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1280wm/img_444ca6f4e1845b5ec0ce20b2f235ef8360305.jpg)
![和栗とカシスのあん、中にはマカダミアナッツが入った亜麻栗 470円。10月末頃までの秋の味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/1280wm/img_dd6536062891c5484c4c3380f3e6bd4b73433.jpg)
![元は料理人だった高行さんが作るあんバターチャバタ 380円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/1280wm/img_bf060085faf53e303966c45615a7377b90374.jpg)
菓子屋のな
所在地 京都市下京区篠屋町75
電話番号 なし
営業時間 12:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日 日・月曜
●カード不可
Instagram @kashiya.nona
2023.10.31(火)
文=大和まこ
写真=志水 隆
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。