ケーキを食べる感覚で上生菓子を日常にと素材づかいもユニークな「菓子屋のな」。菓子屋に線引きはないと幅広く、奇をてらわず丁寧に作る「まるに抱き柏」。
和菓子の一頁に新たに名前を連ねる2軒を訪ねて。
◆【堀川五条】菓子屋のな
旬の果物もふんだんに味と香りを纏わせる
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店主の名主川千恵さんが作るのは、普段の暮らしのなかでケーキを食べるように自由に楽しめる和菓子。
旬の果物で季節を伝え、ハーブなどで香りをまとった和菓子が新鮮だ。とはいえ伝統的な和菓子の枠をはみ出さないバランスも絶妙で、次世代を感じさせてくれる。




菓子屋のな
所在地 京都市下京区篠屋町75
電話番号 なし
営業時間 12:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日 日・月曜
●カード不可
Instagram @kashiya.nona
2023.10.31(火)
文=大和まこ
写真=志水 隆
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。