木全翔也の朝のルーティンは“10分”が肝⁉ 多彩な彼の素顔を垣間見る
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から生まれたJO1は、ボーイズグループ群雄割拠時代の中でも、光彩を放つ存在だ。
昨年末には『NHK紅白歌合戦』への初出場を果たし、勢いに乗る彼らは、7月24日にリリースされるセルフプロデュース曲『NEWSmile』でも新たな一面を見せている。「みんなの朝を元気に」というコンセプトのもと、1日の始まりを前向きに彩るパフォーマンスを披露しているのだ。
フジテレビ『めざまし8』のテーマ曲でもある『NEWSmile』の歌詞を担当したのは、メンバーの木全翔也さん、河野純喜さん、金城碧海さん、與那城奨さん、大平祥生さんの5名。今回はその中から、木全さんにインタビュー。細部までこだわり抜いた歌詞には、タイトルに3つの意味を込めていることも特徴だと、うれしそうに話した。
木全さんといえば、アーティスト業はもちろん、俳優業やファッショニスタな一面にまで広く注目が集まっている。CREA WEBで行ったインタビューでは、新曲からパーソナルなこと、グループ活動のことまで、今の木全さんについて、あますところなく教えてもらった。
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――『NEWSmile』の発売、おめでとうございます。今回、作詞について木全さんが大活躍されたと聞きましたが、どのように書き進めていきましたか?
僕はいつもデモを聴いて、はまる音を探して書いていくタイプです。自分で「ほにゃにゃにゃにゃ~♪」と鼻歌を歌って、そこに合わせて歌詞をつけていくというか。音合わせで進めています。
――いわゆる歌詞が“おりてくる"みたいな感覚があるんでしょうか?
いや……言葉がたまたま出てくれば書けるし、出てこなかったら全然書けない! あ、それが“おりてくる”なのかな(笑)? でも『NEWSmile』は比較的スムーズに書けました。できないときは何日かかっても書けないから、すっぱり諦めてまた別日にチャレンジするようにしています。
――今回「一番うまくおりてきたな~」と自身で褒めたくなるようなフレーズはどこですか?
一番は、タイトルの『NEWSmile』です。「NEW Smile」で「新しい笑顔」、「NEWS mile」で「ニュースを距離を超えて届ける」、それに「ニュースが“参る”」という意味にもなっているんですよ。
――ダブルならぬ、トリプルミーニングなんですね!
そうなんです。1サビの「ほら世界中に届いて New smile New smile」は「New smile」で、2サビの「“おはよ”って伝えて NEWS mile NEWS mile」のところは「NEWS mile」と書かれていますよね。歌詞の表記が違うのですが、これはわざとです!
メンバーも良いリアクションをしてくれて、「これはキタ!」とひとりで興奮しました(笑)。
――ちなみに、メンバーさんに「ここはこんな風に歌ってほしい」というリクエストもしましたか?
しました! (鶴房)汐恩の「虹の放物線」というパートでは「放物線を描くように歌って」とリクエストしたんです。汐恩はもともと表現力のある声なので、すごくいい感じに仕上がっています。聞いて確かめてみてください!
――『NEWSmile』を聴くのにお勧めのシチュエーションはありますか?
やっぱり朝に聴いてほしいですね。でも目覚ましにはしないでほしい(笑)。
――それはなぜですか(笑)?
2023.07.24(月)
文=赤山恭子
撮影=杉山拓也
ヘアメイク=西尾さゆり