六本木「グランド ハイアット 東京」にある中国料理「チャイナルーム」は、毎年オリジナリティあふれ、ほかにはないゴージャスな冷たい麺が登場し、楽しみにしているリピーターも多いお店。
特に20周年を迎えた今年の夏は、想像の上を行く豪華さ、楽しさ、バリエーション! これまで経験したことのない冷麺体験ができそうなのです。
目を疑う三段重ねの三段せいろに納められた「宝龍冷麺」、その中身は?
巨大せいろが三段重ね。中には20品がひしめき合う
その「宝龍冷麺」は三段重に納められている。なんと直径30センチにも及ぶ大きなせいろが三段。おせち料理並みに重ねられ、麺つゆとともに登場する。
ちなみに「宝龍冷麺」は過去にも登場したことがあるが、三段という挑戦はホテルとしても初の試みだ。
「グランド ハイアット 東京」は今年、開業20周年。
20周年にちなんだスペシャルメニューは既に何品も提案されてきたが、今回もその一つで、三段せいろに納められた料理は20種類、お値段もひとり2万円と豪華!
ふたを開ければ中国料理の玉手箱!
一番上のせいろをオープン。ここに少しずつ納められているのは、冷たい前菜だ。
〈一段目〉
1)焼き物三種ピンチョス仕立て
2)北京ダック
3)ボタン海老の紹興酒漬け
4)本場四川式よだれ鶏
5)春菊のサラダ 白酢ドレッシング
6)雲丹のせクラゲの黒酢ドレッシング
7)ザーサイ 三種パプリカ 中国セロリのあっさり和え
焼き物は豚のカリカリ焼きやチャーシュー、そしてチャーシューと同じタレで焼いたフォアグラまであり、ひと口サイズのピンチョスに。そして野菜で作った皮で巻いた北京ダックもおいしい。
生のボタン海老を紹興酒のタレに漬け込んだまったりと甘い料理や、さっぱりした春菊のサラダは、前菜のグランドメニューの中でもファンが多い料理だ。
メイン料理をたっぷり詰め込んだ二段目
二段目はあたたかいメイン料理を入れたせいろ。普段は何種類も食べられないメイン料理を少しずつ多種類食べられるのは夢のよう。
〈二段目〉
8)ソフトシェルロブスターのフライドガーリック
9)鮑の塩炒め
10)穴子の梅ソース
11)松阪豚のゴマソース
12)牛サーロインのブラックペッパー炒め
13)上海蟹味噌のコラーゲンスープ
特にソフトシェルロブスターは、24時間体制で脱皮のタイミングを見逃さずに揚げており、殻ごと食べられるのがポイント。十勝ハーブ牛はオイスターソースで焼き、ブラックペッパーでアクセントをつけており、味わいの濃厚なビーフがさらに際立つようだ。
ついに冷たい麺登場! 人気の点心4種も
最下段には、ついに冷たい麺が! そして小さなかごにひとつひとつ入った点心もかわいすぎます。名物・オーダーバイキングでも人気の種類を集めているのだそう。
〈三段目〉
14)小籠包
15)海老蒸し餃子
16)鮑のせ海老 蟹 ホタテ蒸し餃子
17)十勝牛サーロインとポルチーニ茸の焼売
18)叉焼 蒸し鶏 きゅうりの細切り
19)麺
20)つけだれ2種
そして、お目当ての麺!
自家製の醬油ダレとゴマダレ、そこに蒸し鶏やチャーシューを具として入れながらいただくのもおすすめだ。
ここまでが丸ごと一人分。つまり、前菜、メイン、点心・麺と、コース料理のようなバラエティに富んだ料理を、少しずつ食べられる。しかも順番に出てくるのではないので、自分のペースでゆっくりと楽しむのもよさそう。
宝龍冷麺
提供期間 2023年7月3日(月)~8月31日(木)
提供時間 18:00~21:00
価格 20,000円(サービス料15%別)※1日6食限定
※来店3日前までに要予約。来店日時の3日前より100%のキャンセルチャージあり。
2023.07.15(土)
文=CREA編集部
撮影=鈴木七絵