魚座

2月19日~3月20日生まれ

And yet it moves.
「それでも地球は動いている」

 今月は魚座にとって大きな星の動きはありません。新年度が始まり、与えられた仕事や生活を淡々と進めていきたい期間です。

 先月に魚座に入った土星の影響が表れてくる人もいます。遊びの時間は終わり、仕事でも「責任」という文字が重くのしかかってくるかもしれません。一気に結果を出したいのはやまやまですが、物事の進みはとてもゆっくりです。

 まるで進展がないように見えて、実は少しずつ前に進んでいます。このメッセージのように……。そう、何があっても地球は動いています。この格言には、さらに深い意味があります。

 イタリアの天文学者であるガリレオ・ガリレイは、地動説を唱えたことで宗教裁判にかけられます。このフレーズは、有罪判決を受けた後につぶやいた言葉だと言われています。

 これはもし周りが異議を唱えても、自分の信じる道を曲げずに進めというメッセージも秘めているのです。人の意見にグラつきそうになったときに、思い出して欲しい言葉です。

 徐々に気温が上がり、春めいた陽気になってきます。4月はまた“五感を解放する”ことで、気づかされることが多いでしょう。自分の体のちょっとした変化にも目を向け、飽食や夜更かしなどで体に負荷をかけないこと。

2023.03.30(木)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE