LINEなどに加えて注意が必要なのは電子決済系アプリ

 ただしiOSと同じく、LINEなどのSMSアプリは、定められた手順に従って移行を行う必要があります。また楽天EdyやWAONのような電子決済アプリも、機種変更用パスワードを発行しなくてはならないなど、バーコード決済アプリと比べても移行は面倒です。iOSとAndroidの両方を所有しているユーザは、Androidを電子決済専用にしている人が多いはずで、登録している電子決済アプリが多いと、かなりの労力が必要になります。

 またPixelからPixelへの移行のように同一メーカーの機種間ならまだしも、メーカーをまたいでの移行では、アプリの再設定が必要になる場合があります。

 例えばある銀行系のアプリは、iPhoneからiPhone、またPixelからPixelへの移行であれば生体認証でログインしてそのまま利用を続行できましたが、Pixelから別のAndroidスマホへの移行では、IDとパスワードで再ログインして生体認証を再設定する必要がありました。

 

 このような再設定を求められるケースは、iOSのクイックスタートと比較して、現状ではAndroidのほうが多いようです。またアプリに含まれるデータについても、iOSに比べて移行されないケースが多く、完了していざ使おうとすると「あのデータがないじゃん」となることがしばしばです。そのため移行後すぐに旧端末を初期化するのは避け、きちんと移行が完了できているかどうか、ひととおりチェックして回ったほうが無難です。

 このほか、Google Playストア以外からインストールしたアプリについては、移行の対象に含まれませんので、手動でインストールを再度行ってやる必要があります。iOSと違って純正以外のストアからアプリを導入できるAndroidならではの特徴の一つといえます。

2023.02.13(月)
文=山口真弘