#4:その州立公園やビーチ、事前予約が必要かも?
ハワイの州立公園やビーチでは環境保護のために事前予約の導入が進んでいます。
2022年5月よりダイヤモンドヘッド州立自然記念公園は環境保持と混雑緩和のため、すべての観光客に対してオンラインでの事前予約制を導入。
予約がないと入園すらできないので注意が必要です(ハワイ在住者を除く)。
他にもハエナ州立公園(カウアイ島)やワイアナパナパ州立公園(マウイ島)でも事前予約が必要なほか、2021年4月よりハナウマ湾でも事前予約システムを導入。旅の計画を立てる際にはHPで確認を。
州立公園の情報はhttps://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/kauai/をチェック。
#5:ハワイの固有種を守るために私たちができること
ハワイには約2,944種類もの固有種が生息していると言われています。
溶岩台地に可憐に咲く真っ赤なオヒアレフアをはじめ、これらの固有種は寄生する菌や外来種によって枯渇の危機に瀕しており、貴重なハワイの固有種を保護するために、森林に入る前後には靴裏や装備に付着した泥は必ず落とし、濃度70%以上の消毒スプレーを使用するなどを心がけましょう。
もちろん木々を傷つけたり、苗や樹木を許可なく移動したり持ち帰ったりしないこと。傷ついた箇所から菌が入り込み、枯渇させる原因になります。
#6:進入禁止の標識は必ず守りましょう!
ごく当たり前のことですが、意外と守られていないのがこちら。
ハワイには「入場禁止」や「閉鎖」と書かれたネイティブハワイアンの聖地や険しいハイキングコースが点在しています。
これらに立ち入ることは文化的な史跡を破損する恐れがあるだけでなく、自らの命をも危険にさらすことにも繫がります。
言わずもがな、ビッグウェーブが押し寄せるビーチでの遊泳も大変危険。
ディープに旅するのがハワイの魅力ではありますが、越えてはいけない一線をしっかりと守って安全な旅を心がけてください。
2023.02.06(月)
文=伊澤慶一
イラスト=横山 雄