うちの子ベストショット④「こいついつも写真撮ってくるけど誰ニャ？」
――GAGではネタ作りも担当されている福井さんですが、YouTubeにアップされている「キジトラ」というコントのモチーフはもしや氏ちゃんですか？
そうです。リズム芸みたいなネタを作るっていう番組の企画があって、氏を見ながら考えてたらキジトラしか思いつかなくて、ただただ目の前にあったものを対象にして、だいぶ強引に作りました(笑)。
――氏ちゃんとの暮らしで、トラブルのようなことは今のところないですか？
この前、初めて体調不良で病院へ行ったんですよ。病院をすごく嫌がるので定期検診以外で行くことはあんまりなかったんですけど、トイレには行くのにおしっこをしてる様子がない状態が続いて。で、診てもらったら、膀胱炎でした。薬を飲んでいれば治りますと言われて、今はもう治ってるんですけど……。
師匠が亡くなったときにもわかっていたことなんですけど、氏との生活も永遠に続くものではないんだなと思って、空を見上げるような寂しい気持ちになりました。
――嫌がるかもしれないですけど、毎日触ることで痩せただとか、昨日なかったイボがあるとか、いろいろと気づくこともあるので、触れることも大事かもしれないですね。
確かに。奥さんはやってると思うんですけど、僕も嫌われる覚悟で今日から気をつけようと思います。とにかく長生きしてほしいです。
――福井さんにとって、氏ちゃんはどんな存在ですか？ また、師匠ちゃんはどんな存在でしたか？
師匠は同志。メンチを切り合った中なので、仲間っていうイメージが強いですね。氏は片想いの相手であり、叶わない恋の相手という感じ。ロフトの縁にいるので、物理的にも上からずっと見下ろしていますし、高く咲いてる花ですね。
――まさに高嶺の花ですね。そして、師匠ちゃんとメンチを切り合わなかったら猫の魅力にも気づかなかったかもしれないし、氏ちゃんとも会えなかったかもしれない。そう考えると、いい出会いをしましたね。
本当にそうですね。あの時、信号が青だったら出会ってなかったので、出会えて本当によかったです。猫の魅力に気づけて、本当に幸せなので。
――ちなみに、氏ちゃんの写真をSNSにあまりあげていないのには何か理由があるんですか？
単純に恥ずかしいというだけです(笑)。猫ちゃんと仲よくしてるっていうのがちょっと照れくさくて。写真もそんなに撮らないんですよ。もっと猫ちゃんの写真あげてくださいと言われることもあるんですけど……どうなんですかねぇ？ 絵になる人はいいでしょうけど、僕がやるのは違うかなと。
猫の日だけは年1回だから、みんな許してくれるだろうと思ってあげてますけどね。まぁ、今回取材していただけたので、これを機にもうちょっとだけあげていこうかなと思います。
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福井俊太郎(ふくい・しゅんたろう)
1980年8月18日生まれ、兵庫県出身。子供服メーカーの営業マンを経てNSCに入学。2006年にSJ、ひろゆきと共にGAG(旧トリオ名：GAG少年楽団)を結成。2015年第36回ABCお笑いグランプリ優勝。
ライブ情報
日程 2023年2月4日(土)・5(日)
場所 大宮ラクーンよしもと劇場
① GAGコントライブ「紅鮭走る」
19:15 開場／19:30 開演／20:30 終演
② アフタートークライブ「紅鮭喋る」
20:45 開場／21:00 開演／21:30 終演
※本公演は、GAG official site「ダサ坊のヤサ」会員を対象とした先行販売を行っております。予めご了承ください。
※FANY先行(2023/1/14{土}受付開始予定)の受付対象は、各日通し券のみとなっており一般発売はございません。
※一般発売(2023/1/28{土}開始予定)の受付対象は、各日各単券のみの販売となります。
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Column
お笑い芸人の“うちの子”紹介
今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い！ と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。
2022.12.30(金)
文＝高本亜紀
撮影＝佐藤 亘
写真＝福井俊太郎
