この記事の連載
パンデミックという大禍を経ても、フランスは底力を見せつけ、さらに輝きを増している。2024年のオリンピックを目前にパリでは、たゆたうセーヌ川、時を刻む美しい街並みをステージに、世界中の人々を待ち受けている。
フランスの美食家ブリア・サヴァランが19世紀の名著『美味礼讃』の中で記したアフォリズムが思い起こされる。
美食を思う存分楽しめる、おすすめのホテルを9回に渡りご紹介。
シャンパーニュ地方で楽しむワインツーリズムの優雅
◆LOISIUM Wine & Spa Hotel Champagne(ローイシウム・ワイン&スパ・ホテル・シャンパーニュ)

高級ワインツーリズムを提唱するホテル・スパグループ「ローイシウム」がシャンパーニュ地方に最新ホテルをオープンした。

ユネスコ世界遺産にも文化的景観として登録されたぶどう畑と森を一望する建造物を手がけたのは、フランス人デザイナーのパトリック・ジュアン氏とサンジット・マンク氏。

天井まである窓と、木やウール、リネンなどの天然素材との融合で、景観に抱かれるような内装。

地方の素材を生かした料理を提供するレストランはもちろん、4,000もの銘柄が揃うシャンパンバーも体験したい。
フランスの豊かさに身を沈めるひとときを堪能できる。
LOISIUM Wine & Spa Hotel Champagne(ローイシウム・ワイン&スパ・ホテル・シャンパーニュ)
所在地 1 Allée de la Sapinière, 51160 Mutigny, FRANCE
電話番号 +33 03.10.01.82.00
客室数 101室
料金 1室 229ユーロ~
交通 エペルネ駅(パリから列車で約90分)から車で約15分
https://www.loisium.com/champagne/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.11.05(土)
文=伊藤 文
撮影=吉田タイスケ
CREA 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。