陽射しに輝く水の美しさが心を打つ清流が高知には多くある。一滴の水の美味しさ、清流から生まれた一粒の塩の力を味わう旅へ。
絶品の“完全天日塩”を作る職人や、旬のグルメを味わえるレストランやホテルなど、厳選した情報を4回に渡りご紹介。
4回目は四万十川の天然鮎と温泉を楽しめるホテルをご紹介。
196キロに及ぶ四国最長の河川、四万十川に生息する鮎は、岩についた苔を食べて育ちその雑味のない美味しさは人々を魅了。山の宿で川を眺めながら清流の恵みを体験。
四万十の中流に建つ宿で天然鮎を楽しむ夜
◆ホテル星羅四万十(ホテルせいらしまんと)

捕獲量が限られ市場にあまり出回らない四万十川の天然鮎。
鮮度を保つため釣ってすぐに瞬間冷凍される貴重な鮎を、「ホテル星羅四万十」では年間通して楽しむことができる。

約10品からなる夜のコースは、ふっくら&ほのかに甘みがある鮎の塩焼きのほか、青さの天ぷら、四万十牛陶板焼きといった、土地の豊かさを実感できる内容。

ロビーに配された池の水音が食事処にも響き、四万十のせせらぎを想像しながら穏やかな時間が過ぎていく。

宿名に“星羅”とあるように星がきれいに見える場所でもあり、夜のとばりが下りると空に星の瞬きが広がる。
天然温泉に浸かり自然のリズムに合わせて目覚めた朝は、心身が整い清々しい気分に。

ホテル星羅四万十(ホテルせいらしまんと)
所在地 高知県四万十市西土佐用井1100
電話番号 0880-52-2225
客室数 14室
料金(1名) 12,100円~(1室2名利用、2食付き)
https://seirashimanto.com/
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高知・清流王国の恵み
一滴の水、一粒の塩
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.10.14(金)
Photographs=Wataru Sato
CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。