陽射しに輝く水の美しさが心を打つ清流が高知には多くある。一滴の水の美味しさ、清流から生まれた一粒の塩の力を味わう旅へ。
絶品の“完全天日塩”を作る職人や、旬のグルメを味わえるレストランやホテルなど、厳選した情報を4回に渡りご紹介。
2回目は1回目でご紹介した塩職人・田野屋塩二郎さんの塩をアクセントに、旬のメニューを味わえるレストランを3軒ご紹介。
塩二郎の愛弟子・銀象の塩を巧みに使ったプレート
◆logue(ローグ)
![夜のコース 16,500円の料理より。デザートの“トウモロコシ×カカオ”。仕上げに水分とよく馴染む粒子の細かい塩をかけて。穏やかに甘みが立つ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/1280wm/img_025fef4a3de1fa10eca3af78c7811b84140019.jpg)
リアス式海岸が続く横浪半島のリゾートホテル、ヴィラサントリーニのメインダイニング「ローグ」。
![眺めのいい窓際は特等席。レストランだけの利用もできるが宿泊してゆっくり過ごしたい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f48e785d545a14487c20e445cef5bb9596987.jpg)
土佐湾や四国の山々を一望できるロケーションで、見事な景色を眺めながら楽しめるのはイタリアンベースの料理。
![塩について語り合う銀象さん(右)と北村シェフ(左)。銀象さんは2021年に独立し仁淀川近くで完全天日塩を夫婦で作っている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cb8bcf335ac77487e82b3af93c8e2527115569.jpg)
北村友和シェフは田野屋塩二郎さんの弟子・銀象さんの完全天日塩を巧みに取り入れ、表情豊かな逸品に仕上げている。
![“はちきん地鶏×岩ガキ”。土佐のはちきん地鶏を使った白湯スープと岩ガキを合わせた前菜。旨みが凝縮されたスープは最後まで味わいたい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1280wm/img_ceaa5fb79918f31ba1fc55bc0d46a28e200201.jpg)
旬の岩ガキには、塩味の主張がある粗めの塩、カリッとローストした甘鯛には旨みを引き出すスモーキーな塩といったように、塩との相乗効果が料理に表れている。
![“白甘鯛×海藻”。豆腐と風味豊かな四万十の青さのりのソースでいただく。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/1280wm/img_0823a204a6b0515150f052a15c13ec59102838.jpg)
「銀象さんの塩には輪郭が明確にあるので目的をもって使っていきたい」と北村シェフ。
料理人の要望に応じてアレンジする銀象さんとのコラボレーションは今後も楽しみだ。
![ヴィラサントリーニのエントランス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/1280wm/img_1f49f2be628c3b0f89e2d2e70dbda958185334.jpg)
logue(ローグ)
所在地 高知県土佐市宇佐町竜599-6 ヴィラサントリーニ内
電話番号 088-856-0007
営業時間 12:00~14:30、18:00~21:00
定休日 不定休
※要予約 ヴィラサントリーニの宿泊料金(1名)/37,400円~(1室2名利用、2食付き)
https://villa-santorini.com/
2022.10.11(火)
Photographs=Wataru Sato
CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。