「小布施堂本店」で、できたての味を楽しんだら、もちろんお土産も買いたくなります。やはり、この季節ならではの、新栗を使ったお菓子は家族や友人にも食べてもらいたいから。栗仲間の顔を思い浮かべながら買うお菓子は?
必ず買いたい! 新栗の栗蒸しようかん
小布施堂といえば、「栗鹿ノ子羊羹」が有名ですが、この時期見逃せないのが新栗を味わうための栗蒸しようかんです。ようかんと聞くと格式ばった手土産のにもなりますし、こちらはカジュアルだけれど品のある紙の袋入りで、気軽なお土産にも使えます。
新栗の味がみっちり詰まった栗蒸しようかん。栗と小麦粉を合わせて蒸し上げ、もっちりとした食感です。中には大きな渋皮煮も入っていて、こちらも新栗ですから、ほくほくと言うよりはもちもちとやわらかいのが特徴。口の中がパサつくこともなく、飽きずにいただけます。
栗のおいしさをぎゅうっと凝縮させた「奉書栗」
折り目正しい手紙や贈りものに使う「奉書」をモチーフにしたお菓子。たしかに封書やお祝いののし袋のようにぴっちりと包まれています。
中に入っているのは、板状にかためた栗。ほろほろと崩しながら手でつまんだり、きちんと切っていただいても。どちらにしても上質な栗を凝縮させたようなとても贅沢なお菓子で幸福感が高まります。
また、賞味期限が60日と長く、しかも持ち歩きやすくて封書のように渡せるという理想的なお土産です。
2022.10.06(木)
文=CREA編集部
写真=鈴木七絵