東京から小一時間と、ちょっとしたお出かけ気分を味わえる横浜は、夜になるときらめく夜景がひろがり、SNS映えするスポットがたくさんあって、テンションもアップ!
後篇では、異国情緒漂うパワースポット、地場産野菜をふんだんに使ったディナーや、クルーズから眺める夜景といった、ちょっとした非日常を味わえるスポットに行ってきました。
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ライトアップされた廟が幻想的なパワースポット
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まず向かったのは、中華街にある、道教の神様・媽祖を祀る「横浜媽祖廟」。媽祖廟には、海の女神媽祖の他にも、安産、子宝、学問、縁結びの神様が祀られ、ご利益は多岐に渡ります。
中でも、縁結びの神様「月下老人」は、毎年7月7日には「良縁祭」が行われ、パワースポットとしても有名です。
参拝の前に、入り口を入って右側にある売店に寄りましょう。売店では、色彩豊かなお守りを販売しており、参拝前に購入するのがいいそうです。

では、参拝へ。作法が少し複雑なので、順番にご紹介します。
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まずは売店でお線香(5本一組500円)と、金紙(1,000円)を購入します。
お線香を購入するともらえる「お札」は、お財布に入れておくと身を守ってくれるそうなので、失くさずに。
それらを持ち、階段を上がったところで、お線香に火をつけます。スタッフの方がつけてくれるので、声をかけてみましょう。
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受け取ったら、5カ所ある香炉に番号順にお供えします。その際、三礼し線香を供えて、一礼します。
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その後、神殿の中へ。神殿内に入る際は「くつずり」を踏まず、必ずまたいで入りましょう
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入ったら、まず祭壇に金紙を置きます。
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そして礼拝台にひざをついて合掌し、三礼します。住所、氏名。生年月日を告げた後、願い事を一つ。
お参りを済ませたら、ぜひやってみたかったおみくじ(200円)を。おみくじでは、自分が今一番聞きたいことを媽祖様に聞くことができます。
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まずは、おみくじ棒が入った器を両手で持ち、自然に1本飛び出すまで振り続けます。
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棒が出たら書かれている番号を覚えておき、「この番号でいいですか?」と媽祖さまに聞くため、三日月型をした「神筈(しんばえ)」を床に落とします。
表同士、もしくは裏同士が出た場合は「NO」ということだそうなので、おみくじ棒を振るところからやりなおし。表と裏それぞれが出た状態になったら、その番号で「OK」ということなので、おみくじをもらいに行きます。
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良いおみくじはお財布に入れて持ち帰り、悪いおみくじはお焚き上げを行ってください。ちなみに、私が出した番号をスタッフの方に告げると「それは一番いい数字!」と言ってもらい、おみくじの内容も良かったので一安心!
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最後に金紙のお焚き上げを行います。
神殿では媽祖(天上聖母)の像を拝むことができ、極彩色豊かな中華建築は見ごたえがあります。
媽祖廟のおすすめは夕暮れ時。ゆっくり参拝をした後、ライトアップが演出する幻想的な雰囲気は何とも神秘的で、日本にいるのを忘れてしまいそう。
横浜媽祖廟
所在地 神奈川県横浜市中区山下町 136
電話番号 045-681-0909
営業時間 9:00~19:00(大晦日と旧正月前夜は異なる)
定休日 無
https://www.yokohama-masobyo.jp/
2022.08.27(土)
文=根津香菜子