発信型メイクアップアーティスの“かじえり”さんがCREA世代に提案する秋メイクは、“フェミサム”スタイル。

 「フェミニン」×「ハンサム」の方程式から導き出されるメイクは、やりすぎ感は避けたいけれど、オシャレ感がほしいというワガママな願いに応えてくれて、マンネリメイクを脱するきっかけとしてもおすすめです!

 さっそく秋先取りメイクにチャレンジしてみましょう。

» “真似メイク”のかじえり誕生秘話! インタビュー【前篇】はこちら
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クレア世代におすすめする2022年秋のメイクは?

「普段、私の提案するメイクはナチュラル系が多いのですが、この秋は、ちょっとハンサムに寄せたい気分。そうはいっても突然ハンサムにシフトするのには勇気がいります。なので、誰にでも取り入れやすいようにアレンジ! ベースやチークでフェミニンな雰囲気を演出しながら、アイシャドウや眉メイクをキリッとさせてハンサムな要素をプラスしていく“フェミサムメイク”なら、普段通りの温度感で、こなれ感が急上昇! メイクを変えたい、キレイになりたい! という方はトライしてみてくださいね」

【STEP1:ベースメイク】

重厚感ある秋服とも好相性! ベースは“セミツヤ”仕上げがマスト

「秋はニットやスエットなど、重い印象の素材が増えますよね。ベースは、夏のようにみずみずしい透明美肌感よりも“セミツヤ”くらいがファッションとリンクしやすくなるのでおすすめです」

HOW TO

「“セミツヤ”というと難しく聞こえるかもしれませんが、アイテムを選べば、実はすごく簡単! ツヤを盛れる下地(1)を塗った上から、セミマットに仕上がるクッションファンデ(2)を重ねるだけでOK。テクニック不要で簡単に秋らしい旬の肌感が手に入ります」

◆使用アイテム

1.タイムシークレット ミネラルプライマーベース ピンク

2. レブロン カラーステイ クッション ロングウェア ファンデーション

【STEP2:シェーディング】

10秒で美人度を左右する、かじえり流・陰影操作テク

「顔の陰影感を一気に引き出せるシェーディングテク。いつものメイクにこのひと手間を加えるだけでも目元が立体的になり、美しさがアップしますよ」

HOW TO

「上まぶたの眼球の膨らみのアウトラインと、ノーズシャドウの位置(眉頭の下から鼻筋にかけてあるくぼみ)に、パレット左の一番上のシェーディングカラーをのせます」

◆使用アイテム

ジェルシス 3Dコントゥアリングパレット

【STEP3:アイブロウ】

アッシュ系×長め眉で眉をハンサム化

「眉カラーは赤みが加わるほど女性らしい印象になります。ハンサムに仕上げたい今回はあえてアッシュ系でクールな雰囲気に。色ののせ方にもポイントが!

 眉の間が広くなると可愛らしい印象になるので、普段より眉頭同士の距離を狭め、眉山を大胆に外側に移動することで、よりハンサム感がアップ。キリッとしすぎてしてしまい、フェミニン要素をもう少し足したいなと思う方がいたら、眉に丸みや赤みを足すのがおすすめです。」

HOW TO

「中央の色を筆に取り、眉中(眉頭と眉尻を除く部分)に色をのせる。上のダークブラウンで眉尻を描く。このとき、直線的なラインを意識しながら、長めに描く。終点は、小鼻と目尻の延長戦上にくるように。一番下のシャドウカラーを眉頭にオン。本来の眉頭の位置より1ミリ程度、内側まで色をのせると眉間が狭くなりキュッと引き締まった印象になります」

★POINT

「いつもナチュラルな眉メイクの方がハンサムな眉メイクをすると、『え⁉ イモトさん!?(笑)」と慌てるかもしれませんが、そこでオフしないことが大切! メイクは、パーツひとつひとつを完璧に仕上げなくてOK。まずは、80%の状態に仕上げ、最後、フルメイクが仕上がってから、コントロールするのが、メイクを失敗しないコツです!』

◆使用アイテム

ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5

2022.08.20(土)
文=金子優子