休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、公益社団法人びわこビジターズビューローが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆近江米の水田
近江米は、滋賀県(近江国)で生産されるお米のこと。昔から「米どころ」として名を馳せる滋賀県では、各地で多くの水田を目にすることができる。
「澄んだ空気や水、肥沃な土壌など、自然環境に恵まれた滋賀県で育った近江米は、本当においしいです。
5月上旬に見られる田植え後の水田は、まるで大きな鏡のよう。『水田に雲が映る』ただそれだけですが、昔から変わらない美しい風景です」(びわこビジターズビューロー)
近江米の水田(おうみまいのすいでん)
所在地 滋賀県東近江市
◆びわ湖疏水船
琵琶湖疏水は明治18(1885)年から約5年の歳月をかけて完成した水路。令和2(2020)年には、日本の近代化を今に伝える遺産として日本遺産に認定された。船で水の旅を楽しむことができる。
「疏水沿いは桜やもみじをはじめとした木々が美しく、船から眺める景色は格別です」(びわこビジターズビューロー)
びわ湖疏水船(びわこそすいせん)
所在地 滋賀県大津市~京都府京都市蹴上
https://biwakososui.kyoto.travel/
2022.03.14(月)
文=CREA編集部