「チーズハットク」のレシピを投稿すると中高生から反響が
――「ちびめし」はYouTubeやTikTokなどで配信していますが、それぞれのプラットフォームごとに変えている点や工夫している点はありますか。
あさみ 動画は、プラットフォームによって観られる秒数が違うので、秒数を変えています。例えば、YouTubeは長尺の動画、TikTokだと早回しで短くしている。TikTokだとアンケート機能があるので、「●●作って」っていうコメントに返信するかたちで動画を投稿したりしています。
あとは、TikTokだと縦動画、YouTubeだと横動画にしたり、画面サイズも何種類か作っています。これもカメラマンが撮影の時点で縦、横どちらにも対応できるように撮影しています。
――視聴者の方は女性が多いですか。
あさみ そうですね。女性かつ、若い方が多いです。TikTokでは「ちびめし」のアカウントがあるので、韓国で流行っている「チーズハットク」のレシピを投稿すると中高生から反響があります。ミニチュアブームも最近きているので、20~30代の女性も多いと思います。
ミニチュア料理ではなく、「ちびめし」って呼んでくれたら嬉しい
――視聴者からどんな反応があるとやりがいを感じますか。
あさみ 例えば、料理以外の画面の端っこに映っている小麦粉のパッケージとか、背景として置いた小物とかに気づいて下さるのはすごく嬉しいです。「そこまで見てくださってるんだ」って。「こんなに小さいものが存在するんだ」とか、皆さんに知らない世界を提供できているのかなっていうのは嬉しいです。
――ちびめし動画の最終目標は?
あさみ 私はかれこれ20年ぐらいミニチュアのものを集めているんですけど、当時は全然理解されなかったんですよね。でも最近はミニチュア界が賑わってきて、いろんな会社さんがミニチュアのおもちゃを売り出したりとか、ガチャガチャもすごい増えたので「ちびめし」もその波に乗っていけたらなと思います。
私たちが作り上げた可愛い世界観をみんなの共通認識として知ってほしいですね。まだ「ちびめし」を知らない方も大勢いらっしゃると思うので、ミニチュア料理じゃなくて、「ちびめし」って呼んでくれたら嬉しいです。
・ちびめしTikTok
https://www.tiktok.com/@chibimeshi
・オンラインストア
https://shop.tastemade.jp/
・Tastemade YouTube
https://www.youtube.com/c/TastemadeJapan
2022.03.12(土)
文=「文春オンライン」特集班