「陛下がスペイン語を学ばれたのは、公用語にしている国が多いからということでした。愛子さまには、スペイン語と日本語は単語、発音など類似性があるため、初めて憶える外国語はスペイン語が良いということでした。愛子さまは集中力があって、聡明で賢いご様子でした」(モリーナさん)

 愛子さまの授業は、遊びを取り入れる中でスペイン語に触れて、楽しんでもらうというものだった。授業は20分から30分。モリーナさんは最初の授業で、すでに愛子さまが陛下からスペイン語の簡単な文法を教えられていたことが印象的だったと話す。

 このように愛子さまのご教育は、両陛下と遊びながら関心を高められるという楽しいものだった。だからこそ大学生になってもスペイン語を好きなままでいられたのではないだろうか。

「皇族の結婚とは何が理想なのか」愛子さま20歳が眞子さんの結婚までの過程をご覧になって考えられたこと〈本当に幸せだったのだろうか〉 へ続く

2022.01.03(月)
文=友納尚子