2021年11月19日(金)17:59(月食18:04)に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、牡牛座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

五感に働きかけるご褒美を

 秋の山が紅葉する様子を、山装う(やまよそおう)といいます。

 冬が始まる前のこの季節は、なんとなく愛おしいものです。

 太陽が西の地平線を赤く染める頃、東の空には満月が上ります。

 この日は満月の特殊な形である月食が起こります。

 晴れていれば奇跡の天体ショーを楽しむことができます。

 月が牡牛座で満月になる日は、いつも以上に五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)が敏感になります。

 この日は金曜日になりますが、1週間頑張って働いたご褒美にエステやマッサージに出かけてリラックスするのもおすすめです。

 あまり予定を詰め込まずに、よい香りで部屋を満たし、ゆったりとした気分で音楽を聞いたりと、五感が喜ぶことをするとよいでしょう。

 またこの満月は美食を愛します。美味しいものを食べる幸せを味わいたい日ですが、この日は水瓶座の木星が牡牛座の月を刺激するので、くれぐれも食べ過ぎ&飲み過ぎには注意。

 11月の満月はアメリカ先住民の間では、ビーバームーン(ビーバー月)、イニシエートムーン(洗礼月)、ノーネームムーン(名なし月)などと呼ばれます。

 どの呼び名がしっくり来るか、満月を眺めながら考えてみましょう。

〈『ムーンブック2022』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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