東京・表参道駅から徒歩3分。

 都会のど真ん中にもかかわらず、店内でアウトドアカルチャーを体験しながら、アイテムを購入できるショップが「UPI 表参道」です。

 実はこちら、北欧のブランドを中心に海外のアウトドアアイテムを輸入・販売するアンプラージュインターナショナルの直営店。

 店内は実にユニークな空間構成になっています。

店内の川ではメダカも泳ぐ

 奥行きのある縦長の店内には、販売スペースと並行して草木の生えた自然エリアが設けられ、小さな川まで流れているから驚きです。

 水の中をよく見るとメダカなどの魚が泳ぎ、ショップ内に生態系ができあがっているというのです。

ブランドやジャンルで区切られた空間構成

 商品構成は、アンプラージュインターナショナルで取扱いのあるブランドを中心に、約25ブランドのアウトドアアイテムをラインナップ。

 ブランドやジャンルごとに区切られた空間は、商品が見やすく、わかりやすく、選びやすいです。

 ショップスタッフはアウトドアへの造詣が深く、経験も豊富。

 ブランドや商品にも精通するので、アイテムを購入するだけでなく、さまざまな情報を知ることもできます。

お湯を沸かすことに特化したやかん

 こちらは、アウトドア用のやかんとして知られるアイルランドの「ケリーケトル」。

 お湯を沸かす用途に特化したやかんで、100年以上前から作り続けられているものです。

 使い方は、下部に燃料となる小枝や松ぼっくりなどを入れて着火。

 上部は中心が空洞で、それを取り囲むように二重構造となっていて、内壁と外壁の間に水を入れることで、水の表面積を最大化。

 効率よくお湯が沸くというわけです。

ナイフは用途やデザインが豊富

 ナイフはアウトドア初心者に対してショップがおすすめするアイテムのひとつ。

 カラフルで実用性の高いスウェーデンの「モーラナイフ」のナイフや、ひとつひとつ手作りされているノルウェーの「ヘレ」のナイフが、デザイン、用途ともにバラエティ豊かに揃います。

 「モーラナイフ」公認インストラクターによる、ナイフの使い方が学べるワークショップも開催しているので、それに参加するのもオススメです。

2021.10.07(木)
文・写真=石川博也