【2021年8月】悟明老師が占う「アジアの動き」
アジアの星回りは、なかなか厳しい様相となっています。
まず、皆さんが暮らす日本から見ていきましょう。
日本と韓国を示す七殺星には、心を煩わせる陀羅、思いもよらぬ病を意味する天狗、伝染病を暗示する劫煞……と、否が応でもコロナ禍の混乱をイメージしてしまう凶星が入ります。
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特に日本はオリンピックとパラリンピックの開催に伴い、世界中から人が集まってくる時期。“思いもよらぬ病”は、やはり変異株の出現や想定外の感染拡大を連想させますし、二転三転する対策に国民が翻弄される姿も想像できます。
脅すわけではありませんが、星回り的にはとても厳しい状況です。各々ができる限りの防衛策を講じて、どうにか身を守っていただきたいと切に願います。
そして気になる中国=武曲星。殺傷力を象徴する羊刃、病気や死傷者を示唆する喪門と病符……と、ここにも3つの凶星が入ります。
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この星の場合は、病気や事故で人々が倒れていく……というイメージです。また、武曲星が財を司る星であることから、財産に刃が向けられる=経済的なダメージを受ける可能性も見てとれます。
感染拡大が報じられている東南アジア=太陽星には、助力を象徴する吉星の左輔が入ってくる一方、空っぽの状態を示す空亡が入ってきます。また、不穏な星回りの北アメリカの影響を強く受けるため、吉星の助力は期待できなさそうです。
特に気になるのが、不健康を意味する五鬼の影響です。
インドネシアの感染拡大と医療崩壊が報じられていますが、これからのひと月は、それ以外の国々も、打つ手がない、あるいは対策が結実しづらく、人々の健康が蝕まれていく様子がイメージされます。
やはり状況が良くなさそうなインド=破軍星にも、神様が災禍をもたらす様子を示す災劫、流行病や伝染病を象徴する瘟神が入ってきており、困難はまだまだ続きそうです。そして、この凶星の影響はヨーロッパに強く及ぶ可能性があります。
アジアで唯一の落ち着きを見せるのが台湾=天同星です。
厄を祓う吉星の禄存と解神が入ってきていることから、5月からの感染拡大が収まり、抑え込みに成功するものと思われます。
ただ、銀河線で繋がる北アメリカの影響を受けるため、変異株の脅威は残り、これまでのような“ゼロ・コロナ”の実現は難しいように思います。
2021.07.31(土)
文=堀 由美子