眞子さまの恋愛だって窮屈です。外出すれば、彼女の動静はマスコミなどから監視されます。どこに行くにも警備担当者が付きます。彼女の恋愛は、一般女性と比べ、かなり制約されたものだと思います。普通の女性のような恋愛の自由を味わうことは難しいでしょう。

 

もし眞子さまがアメリカの小室さんに会いに行ったら

 小室さんは米国留学中です。結婚を強く望んでいる眞子さまが、彼に会うため米国に行こうと思ったらどうなるのでしょうか。関係者によると、以前、皇族の外国公式訪問の際には閣議了解が必要で、私的訪問でも閣議報告が必要でした。しかし、今では私的訪問に限って、基本的に閣議の手続きが不要となっているといいます。また、眞子さまはパスポートを持っていません。だから、小室さんに会いたくてもすぐ米国に行けません。「なんと、かわいそうに」と、思う人も少なくないでしょう。自分自身に置き換えたら、なんと理不尽なことだ、と憤る人もいることでしょう。

 眞子さまの場合、外国訪問のたびに宮内庁を通じて外務省に申請し、外交旅券を発行してもらわなければいけません。また、入国手続きなどがスムーズにいくように、事前に、外務省を通じて訪問国に連絡、調整しなければいけません。私的訪問の場合には、眞子さまの渡航費用などは宮家の私費となりますが、同行する宮内庁職員や警備担当者の経費は公費となります。さらに、眞子さまの場合だと、出発前の天皇、皇后両陛下へのあいさつや記者発表なども考えなくてはいけないと思います。

 これだけ考えても、眞子さまの日常は、かなり窮屈な生活だ、ということがおわかりいただけると思います。

離婚しても戻る家はなく、秋篠宮家には住めない現実

「そんなに結婚したいのなら、結婚させてあげればいい。駄目ならすぐ離婚すればいいのだから……」

 このように考える人は私の周りにもいます。しかし、私が取材した範囲ですけれども、眞子さまが結婚して一般国民となった場合、離婚しても戻る家はありません。もう一般の人ですから、秋篠宮家には住めません。では、赤坂御用地はどうでしょうか。宮内庁職員たちのアパートはあります。しかし、眞子さまは職員ではありません。住むことは難しいでしょう。

2021.08.01(日)
文=江森敬治