初心者でも見つけやすい 都会で暮らす鳥たち
都会の公園に生息していて、初心者でも探しやすい、菅原さんおすすめの9種類の野鳥とその特徴をご紹介。
●カルガモ
カモの仲間。池などに一年中生息。全体に茶色と褐色の濃淡模様があり、先だけ黄色い、黒いくちばしが特徴。メスオス同色。太く大きな声で鳴く。
●コゲラ
日本で一番小さなキツツキ。森林に一年中生息。背中から翼にかけてある、白黒の横縞模様が特徴。鳴き声はドアがきしむ「ギイー」という音に似ている。
●アオサギ
日本で繁殖する最も大きなサギ。翼をゆっくりはばたいて飛ぶ。ここ数十年のうちに増加し、日本中で観察することができる。翼の表面は薄く黒みのある灰色。
●カイツブリ
カモの子どものような小ささだが、立派な親鳥。通年、公園の池に生息。こげ茶の頭に栗色の頰が特徴。潜水が大得意で、足だけを使って泳ぐ。
●シジュウカラ
澄んだ鳴き声は、公園や市街地でもおなじみ。森林に通年生息。頰は白く、ネクタイのように頭から喉、腹にかけて黒色。背中は黄緑、翼は青みのある灰色。
2021.07.22(木)
Text=Kaori Akiyama
Photographs=Takanori Sugawara