おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!
#45 宮崎県
◆三松宇いろう本店「薄板ういろう」
![薄板ういろう 495円(白・黒 各5切れ)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/a/1280wm/img_6ae3c8ad9bc7b1aecaebe2d408aac19f68448.jpg)
所変わればういろうも変わる 宮崎の味はいかに!?
日本各地に存在するういろうは、その土地土地で味も違えば形もさまざま。
宮崎の青島名物のういろうは、小さく切られていて波打つように並べられているのが特徴で、実はこれ青島を取り囲む「鬼の洗濯岩」を模しているんだとか。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_20ce1b047474583fea42b72ff544da3f57868.jpg)
三松宇いろう本店では、主原料のしゃく米(うるち米)に上白糖もしくは黒糖のみを加え蒸しあげていて、添加物などが一切入っていない。
そのため、噛むほどに米のもつ優しい甘さが広がってゆき、シンプルながらも実に味わい深い。むっちりとしながらも歯切れのいい独特の食感もこれまた後を引き、また、手で持って食べやすいのも青島ういろうの魅力だ。
2021.05.29(土)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史