食べさせ方も日本とは違うようでした

Food Network系番組のセレブシェフTyler Florenceが手がけるフードブランド「SPROUT」のサードステージ商品。すべてオーガニック食材で作られています。オーガニックべビーブランドは、Earth`s Best、Plum Organics, happy babyなどもありますが、たんぱく質が全く入っていないタイプの方が多いです

 他にも食文化の違いが、離乳食に現れていました。ファーストステージの代表的な食品は、アボカド、プルーン、洋ナシ、スクワッシュ、グリンピース、りんごなど。日本よりもフルーツを与えていて、セカンドステージでも、オートミール&桃&プルーン、さつまいも&アプリコットなどが売られています。ちなみに、サードステージまでは、ピューレ状のものしか与えません。

 何よりも驚いたのは、食べさせ方でした。日本では1日に1口ずつ増やしていくと教わったのに、初日だけ1口で、翌日は食べられるだけ食べて良いと!? 次男は食欲旺盛なので、2日目で10口をぺろり。初日が1口なのは、アレルギーの有無を確認するためで、アレルギーがなければ、個人差があるから、その子に合わせて進めてOKとのこと。同じ品を3~5日間続けて体に慣れさせてから、新しい品を追加します。アレルギーに対する意識が強いのか、たんぱく質もヨーグルトも、8カ月になってから与えるという方針で、長男が初期から食べていたお豆腐やパンもサードステージと遅めです。もっとも、新鮮な白身魚なんて手に入らず、日系スーパーでも冷凍物しか買えません。ファーストステージの次男に、使う気にはなれなかったのですが。

離乳食メーカーとして人気なのは、Beaba Babycook。フードプロセッサー機能だけでなく、これ一台で解凍、再加熱、蒸すことも可能なので、材料を切って入れるだけで離乳食が作れます。専用のレシピ本もセットで、日本のメニューとの違いを感じて、眺めているだけでも面白かったです

 次男は食欲旺盛な子に成長しました。1日中食べさせている気分になるほどの食欲で、毎朝、「ごはーん!!」と起こされます。日本式を経験した分、戸惑うことも多かったけれど、どんな方法でも子供は育つものだなぁと感じています。

田口玲子 (たぐち れいこ)
東京都生まれ。6歳と1歳の息子たちと共に、ニューヨーク・マンハッタンに住む。出版社にて週刊誌編集部、女性誌編集部、広告部を経て、夫の赴任に伴い2010年夏にニューヨークへ。渡米後、次男を出産した。旅行好きで訪ねた国は30カ国以上。旅するのと、生活するのは違うということを痛感する日々。子育ての合間の楽しみは、ベーグル店巡り。

Column

NYで子育てしてみました!

息子の幼稚園はマンハッタンのど真ん中! 英語はかたこと、さて……。ほんわかNY子育て記

2013.05.11(土)