台湾を旅して、茶館のゆったりした雰囲気と、おいしいお茶や点心に魅せられた方も多いのでは。大阪・池田で、そんな台湾の茶館さながらのお店を見つけました。

 阪急電鉄宝塚線池田駅からサカエマチ商店街を歩くこと、1、2分。細い路地を入った所にある「時光舎」は、昭和初めに建てられた古い民家を改装したお店。どこか懐かしい雰囲気が漂っています。

 靴を脱いで上がれば、店内のあちこちに台湾の茶器や小物、本が置かれていて、台湾好きなら興味津々。旅した気分になれるはず。

 おすすめのメニューは、ランチタイム後、14時からの「台湾茶と点心のセット」。「茶壺と点心のセット」は、小さな急須で楽しむ台湾茶と点心6種類、ドライフルーツ2種類と盛りだくさん。

 うれしいのは点心と台湾茶が選べること。点心は甘い物6種類、塩味が7種類から、台湾茶も数多くの中から好きなものを選べるのです。阿里山や梨山といった高山烏龍茶や東方美人など、台湾の茶商から直送のお茶は、種類豊富でリーズナブル。少量で販売も。

 点心をご紹介しましょう。甘い点心は6種類。

 定番の「愛文(アップル)マンゴープリン」「仙草ゼリーの黒糖シロップ」は、甘さ控え目で、懐かしい味わい。

 「愛玉(アイユー)ゼリーの蜜香紅茶レモンシロップ」は、レモンの酸味と蜜香紅茶の香りでとてもさわやか。

 台湾茶・東方美人の茶葉を入れた「東方美人マーラーカオ」は、後口までお茶がほんのり香ります。聞くと、一晩かけて発酵させた生地を蒸し上げているのだそう。ベイキングパウダーやドライイーストは使っていません。

 「台湾パインのパイナップルケーキ」も、もちろん自家製。よつ葉バターを使った生地で包んだパイナップルあんが香る上品な逸品。

 なめらかで香ばしい「杏仁茶」は、5月からは「豆乳杏仁豆腐」になるのだとか。

 塩味の点心は7種類。

 ぷりぷりの皮の「水餃子」、ざっくりした食感の「大根餅」、蒸しパン「花巻」など、おなじみの点心だけでなく、揚げ餅餃子「威水角」やスペアリブの豆豉蒸し「豆豉排骨」もあって、香港の飲茶好きにも喜ばれることうけあい。

 さらに、ジャガイモが入ったマカオ風「春巻」、おからを入れた「生湯葉シュウマイ」など、ここでしか食べられない点心もあります。

 迷ってしまい、なかなか6種類を選べないかもしれません。

 「茶壺と点心のセット」の他、好きな点心4種類と蓋付きの湯呑で楽しむ台湾茶の「蓋碗と点心のセット」もあります。

 14時までのランチタイムのメニューは、「時光舎のごはん膳」と「八宝美人粥セット」。特に、蓮の実、もち麦、ハト麦、黒豆、緑豆などが入った八宝美人粥が人気。

 17時以降は完全予約制で、「台湾茶と点心のセット」や「時光舎の晩ごはん膳」、火鍋やコース料理が楽しめます。なんと、日曜日限定で、台湾朝食「早安早餐」も出しているのだそう。

2021.05.09(日)
文・撮影=そおだよおこ